「パリ2024 オリンピック」の 卓球競技は6日(日本時間7日)、男子団体の準々決勝が行われ、ドイツはスウェーデンと対戦。3-0のストレート負けでベスト4進出を逃した。 この大会限りで国際大会からの引退を表明していたのが皇帝ことティモ・ボル…

「パリ2024 オリンピック」の 卓球競技は6日(日本時間7日)、男子団体の準々決勝が行われ、ドイツはスウェーデンと対戦。3-0のストレート負けでベスト4進出を逃した。

この大会限りで国際大会からの引退を表明していたのが皇帝ことティモ・ボル。ドイツのレジェンドが残した偉大な功績に脚光が集まっている。

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■シドニーからパリまで7大会連続出場

43歳のボルは2000年のシドニー大会で初出場を飾って以来、2021年の東京まで6大会連続出場。五輪では男子団体で銀メダル2度、銅メダルに2度輝いてきた。

そして7度目の出場を果たした今回のパリでは団体戦メンバーとして戦い、3番手で戦ったアントン・ケルベリ(スウェーデン)との戦いに1-3で敗れてドイツも敗戦。国際大会での引退を表明していたボルにとって、最後の五輪の舞台を終えた。

ドイツの放送局『DW Sports』はボルが残したスタッツをXで紹介。「43歳の素晴らしいキャリアだ」言及したなかには、ドイツ代表として7度の出場、五輪での4つのメダル、ワールドカップ9つのメダル(銀6回、銅3回)、20度の欧州王者、8回のチャンピオンズリーグ優勝など栄光に彩られ、世界1位になった初のドイツ人選手としても名を刻んだ。

さらに、「中国選手はティモを本当に尊敬し、恐れていた」と対中国においても脅威を見せた選手として称えられており、ITTFの公式サイトでも「卓球界の巨人であるボルは、国際大会から退き、消えることがない足跡を残した」と称賛を浴びている。

スウェーデンとの試合後には場内から「ティモコール」の大合唱が起こったドイツの皇帝。卓球界に確かな功績を残し、最後の五輪を去ることになった。

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