11日に新潟競馬場で第59回関屋記念(GIII、芝1600m)が行われる。 ダービー卿CT覇者のパラレルヴィジョン、上がり馬ジュンブロッサム、米子S勝ちのトゥードジボン、3歳のディスペランツァ、ロジリオンらがサマーマイル覇者を目指し集結。 …

11日に新潟競馬場で第59回関屋記念(GIII、芝1600m)が行われる。

ダービー卿CT覇者のパラレルヴィジョン、上がり馬ジュンブロッサム、米子S勝ちのトゥードジボン、3歳のディスペランツァ、ロジリオンらがサマーマイル覇者を目指し集結。

ここでは過去10年のデータから「配当傾向」を分析して、レース傾向および“儲かる買い方”をジャッジする。

◆【関屋記念2024予想/データ攻略】ディスペランツァとジュンブロッサムの「100 or 0%」 “圧倒的信頼度”の鉄板級は

■マイル重賞実績ある年長馬に妙味

過去10年、1番人気が【3.1.3.3】勝率30.0%、複勝率70.0%。回収値は単勝117、複勝115と、上位人気勢でオッズが割れやすいため100を超えている。一方、2番人気は【1.1.1.7】、3番人気は【1.0.1.8】と、1番人気よりも劣っており、人気サイドの中では1番人気を信用していい傾向。

最多勝利を挙げているのは4番人気で【4.1.1.4】勝率40.0%、複勝率60.0%、回収値は単勝346、複勝161と高値安定だ。オッズが割れやすい中で、1番人気と4番人気の勝利数が多いことから単勝の平均配当は692円、10倍台が2回のみとなっている。また1番人気と4番人気が一緒に好走した年は4回ある。

上位人気3頭でのワンツー決着は過去10回のうち0回。よって、馬連の平均配当は4915円で万馬券は1回、10~20倍台は4回となっている。馬単の平均配当は8493円で、馬連の倍以上の払い戻しとなったのは1回のみなので、馬単よりも「馬連」に張った方が得策。

2着が多いゾーンは4~8番人気の伏兵で【5.7.4.34】の成績。好走馬16頭はすべて19.9倍以下。このうち、前走重賞組の5、6歳馬が【4.6.3.14】連対率37.0%をマークする。好走馬13頭のうち、7頭がマイル重賞好走歴があり、3頭がOPクラスのマイル戦で勝ち星があった。高いスピード性能を示した実績を持つ年長馬は侮れない。パラレルヴィジョンやトゥードジボンが人気を集め過ぎないようなら妙味十分だろう。

3連複の平均配当は1万614円、万馬券は4回で100~200倍台。3連単は6万807円で十万馬券が2回発生している。過去10年のうち、2桁人気が馬券に絡んだのは1回1頭のみで大穴の出番はあまりない。4番人気以内総崩れになった年は0回なので、軸は4番人気以内、相手には9番人気以内から取捨することで、ある程度の点数を抑えつつ好配当を狙えるはずだ。

◆【関屋記念2024予想/データ攻略】ディスペランツァとジュンブロッサムの「100 or 0%」 “圧倒的信頼度”の鉄板級は

◆【関屋記念2024予想/血統展望】「これでもか」と言うほど揃った好走パターン 推し条件満載で“狙うしかない”

◆【関屋記念2024予想】サマーマイルシリーズ3戦目は新潟伝統の重賞 出走予定・枠順、予想オッズ、過去10年データ・傾向

◆著者プロフィール

シャト美(しゃとみ) 馬とお酒をこよなく愛する競馬女子。シャト美の由来は、強さと美しさを兼ね備えた名馬タイキシャトルより。馬券は無駄な買い目を削ぎ落とし、少点数の馬連、馬単、ワイドがメイン。現在はUMAJIN内『競馬サロン』にて予想コラム、『SPREAD』では、シビアに馬券と向き合う「高配当メソッド」を執筆中。