「パリ2024オリンピック」の卓球競技は6日(日本時間7日)、女子団体の準々決勝が行われ、第2シードの日本はタイと対戦。3-0のストレート勝ちで準決勝進出を決めた。ロンドン、リオ、東京五輪に続くメダル獲得に王手をかけたチームにおいて存在感を…

「パリ2024オリンピック」の卓球競技は6日(日本時間7日)、女子団体の準々決勝が行われ、第2シードの日本はタイと対戦。3-0のストレート勝ちで準決勝進出を決めた。

ロンドン、リオ、東京五輪に続くメダル獲得に王手をかけたチームにおいて存在感を示すのが初出場の張本美和(木下グループ)。2試合連続ストレート勝ちを収めるなど堂々のプレーを見せる16歳に対して、ライバルの中国も警戒を強めている。

◆早田ひな、孫穎莎も評価した成長の跡「勝てて幸運だった」 世界女王が見せた振る舞いも注目「握手の際にラケットで……」

■2戦連続エース起用に応える

団体戦メンバーとして今大会に挑んだ張本美は、1回戦のポーランド戦で2番手としてエース起用されるとストレート勝ち。続くタイとの準々決勝でも2番を任され、第1、3ゲームで接戦にもつれ込んだ試合を取りきり、2戦連続の3-0勝利を収めた。

そんな張本美に対して中国メディア『捜狐』は「ミワ・ハリモトは今非常に調子がいいことが分かる」と言及し、「16歳のハリモトがスーパースターのようなパフォーマンスを見せている」とその活躍ぶりを称えている。

決勝進出に王手をかけた日本だが、ファイナルで戦う可能性があるのが中国。孫穎莎、陳夢、王曼昱をそろえており、盤石の布陣で金メダル獲得を見据える。

日本はここまで早田ひな(日本生命)が左手首負傷の影響で、平野美宇(木下グループ)とのダブルス起用のみとなっており、シングルスの出場はない。このまま張本美が2番手で起用されると、決勝で相手のエース・孫穎莎と戦う可能性がある。

『捜狐』も「日本チームを決勝に導き、孫穎莎と戦うことになるのだろうか?」とその可能性について言及しており、インドとドイツの勝者と戦う準決勝で勝利し、中国も決勝へ勝ち上がった場合、オーダーにも注目が集まってくる。

初の五輪の舞台で堂々たるプレーを見せ日本女子の4強入りに貢献している張本美。はたして、決勝での“世界女王”との対戦は実現するのか。

◆「卓球界の巨人が退く」ドイツの43歳皇帝が残した驚愕スタッツ 国際大会引退に大合唱、独放送局がデータを紹介「中国選手が恐れた」

◆「これぞオリンピックの良いところ」早田ひな、中国選手との表彰式後のやり取り話題「国境越えた仲間」

◆「孫穎莎が張本美和を止めるのは非現実的」15歳新鋭の世界女王超えを中国メディア警戒「8年後に可能性」