男子テニスのナショナル・バンク・オープン(カナダ/モントリオール、ハード、ATP1000)は日本時間7日(現地6日)、シングルス1回戦が行われ、プロテクトランキング(負傷などで長期離脱した選手の救済措置)で出場する世界ランク576位の錦織…

男子テニスのナショナル・バンク・オープン(カナダ/モントリオール、ハード、ATP1000)は日本時間7日(現地6日)、シングルス1回戦が行われ、プロテクトランキング(負傷などで長期離脱した選手の救済措置)で出場する世界ランク576位の錦織圭が同55位のA・ミケルセン(アメリカ)を3-6, 7-5, 6-4の逆転で破り、初戦突破。「ATPマスターズ1000」では2021年10月のBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、)以来 約2年10ヵ月ぶりの白星となった。
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34歳で元世界ランク4位の錦織は前週まで行われていたパリオリンピック(フランス/パリ、レッドクレー)に出場。5大会連続5度目のオリンピックとなった同大会はシングルス、ダニエル太郎と組んだダブルスで初戦敗退。それでも柴原瑛菜とのペアで臨んだ混合ダブルスでは8強入りしていた。
その後ハードコートに移行し迎えた今大会、同大会の本戦に出場するのは3年ぶり9度目で、2016年には最高成績となる準優勝を飾っている。
昨年7月のシカゴ・チャレンジャー(アメリカ/シカゴ、ハード、ATPチャレンジャー)準々決勝ではフルセットで敗れたミケルセンと顔を合わせたこの日、錦織は第1セットを先取されるも第2セットでは追い上げを見せ2度のブレークを奪い1セットオールに追いつく。
迎えたファイナルセット、開始から互いにサービスキープが続くと錦織は第10ゲーム、このセット初のブレークチャンスを掴むと強烈なフォアハンドショット決めブレークに成功。2時間33分の激闘を制し、5月の全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)以来となる今季2度目の勝利を飾った。
四大大会の1つ下のカテゴリーである「ATPマスターズ1000」での白星は2021年10月のBNPパリバ・オープン以来。今季においては全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)1回戦の勝利以来となるマッチ2勝目となった。
2回戦で第8シードのS・チチパス(ギリシャ)と対戦する。今大会は上位8シードが1回戦免除のため、チチパスはこの試合が初戦となる。
錦織とチチパスは過去2度顔を合わせており、1勝1敗。2018年10月のの楽天・ジャパン・オープン・テニス・チャンピオンシップス 2018(日本/東京、室内ハード、ATP500)準々決勝では錦織が勝利したが、2021年3月のマイアミ・オープン(アメリカ/マイアミ、ハード、ATP1000)3回戦ではチチパスが勝利した。

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