ホワイトソックスの“惨状”に通算2043安打を誇る球団OBが言及【MLB】アスレチックス 5ー1 Wソックス(日本時間6日・オークランド) ホワイトソックスは5日(日本時間6日)、敵地で行われたアスレチックス戦に1-…

ホワイトソックスの“惨状”に通算2043安打を誇る球団OBが言及

【MLB】アスレチックス 5ー1 Wソックス(日本時間6日・オークランド)

 ホワイトソックスは5日(日本時間6日)、敵地で行われたアスレチックス戦に1-5で敗れ、21連敗となった。7月10日(同11日)のダブルヘッダー1試合目を最後に白星を掴めず、球団ワースト記録をさらに更新。1988年のオリオールズがマークしたア・リーグ記録に並んでしまった。

 115試合を消化して27勝88敗となり、借金は61で勝率は.235。2リーグ制以降の年間最低勝率である1916年のアスレチックスの.235を下回る可能性もある。敗戦数では1962年に120敗したメッツが歴代ワーストだが、今年のホワイトソックスは124敗ペースとなっている。

 米ポッドキャスト番組「ファウル・テリトリー」では、コメンテーターを務めるAJ・ピアジンスキー氏は「ペドロ・グリフォル監督はベストを尽くしている。ロースターに残っているベストメンバー5人を放出した一方で、MLBの戦力となる選手は(ドジャースから)ミゲル・バルガスしか獲得していない」と現有戦力について言及した。

 通算2043安打を誇る球団OBが話すように、ホワイトソックスはトレード期限までにマイケル・コペック投手をドジャースに、エリック・フェッディ投手、トミー・ファム外野手をカージナルスに、イーロイ・ヒメネス外野手をオリオールズ、ポール・デヨング内野手をロイヤルズ、タナー・バンクス投手をフィリーズへ、計6選手を放出した。

 戦力補強についてピアジンスキー氏は「正直に言おう。(再建まで)長い道のりになる。お金を使えば、そこまで長い時間はかからないんだけど、彼らはそれをしようとはしない」と語気を強めた。

 さらに「誰がそんな仕事をやりたいんだ。(元ガーディアンズの)テリー・フランコーナ監督が就任すると噂を聞いたけど、選手獲得に大金を使うと確約しない限り、彼は受け入れないだろう。そして、ホワイトソックスはお金を使う訳がない」とバッサリだった。

 この日は先発したカイ・ブッシュ投手は初回に1点を失うなど、4回3失点。1点を返した4回以降は1人しか走者を出せなかった。20世紀以降の連敗記録は、1961年フィリーズの23連敗がワーストで、21連敗は1988年のオリオールズ以来36年ぶり。6日(同7日)の同戦に敗れればリーグワースト記録更新となる。(Full-Count編集部)