女子クレー射撃決勝の舞台で“誤審疑惑”が浮上した(C)Getty Images パリ五輪の女子クレー射撃でイギリス代表のアンバー・ラッターがチリのランシスカ・クロベットチャディドとの決勝戦で銀メダルを獲得したものの、最後の投射の場面で“誤審…

女子クレー射撃決勝の舞台で“誤審疑惑”が浮上した(C)Getty Images

 パリ五輪の女子クレー射撃でイギリス代表のアンバー・ラッターがチリのランシスカ・クロベットチャディドとの決勝戦で銀メダルを獲得したものの、最後の投射の場面で“誤審疑惑”が浮上している。

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 英紙『The Independent』は「アンバー・ラッターがシュートオフで物議を醸し銀メダルに甘んじる」という記事を配信。ラッターが最後に投射したターゲットのうちの1つがミスと判定されたが「テレビのリプレイではターゲットに当たったように見えた」と報じ、金メダルを逃した一因となったことを伝えている。

 ラッターは審判団に抗議したが判定が覆ることはなかった。それでも、コーチのリチャード・ブリッケル氏は試合後「明らかにヒットだ。コーチ陣全員がヒットだとわかっていたし、スタジアムの全員もヒットだとわかっていた。自宅にいる全員もヒットだとわかっていた。残念ながら、わからなかったのは審判だけだった」と、納得のいかない様子で話した。

 ラッターは、昨年の欧州選手権を含む一部の国際大会で使用されているVARのような技術が五輪で使われていないことに疑問を呈し「(VARは)直近で出場した大会にもありました。(五輪では)どこへ行ってしまったのかわかりません」と不満を述べた。

 そして「スポーツがこのような技術を取り入れることはとても重要です。このような場面では本当の結果が知りたいものだし、とても重要だと思います。そして、自宅で観戦している視聴者は、審査員がなぜそれを見なかったのかと疑問に思うでしょう」と語った。

 それでも「銀メダルを獲得できたことはとても誇りに思うし、銀メダルを取れるなんて思ってもいなかった」と、自身の結果については満足していたラター。

 3か月前に第1子を出産し、試合後は息子とともにメダル獲得の喜びを味わった。競技に復帰した彼女は、母としてアスリートとして大舞台で輝きを放った。

 今回の“誤審疑惑”がどこまで波紋を広げるか。アスリートが競技に集中できるように、どうか正確なジャッジをお願いしたい。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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