「パリ2024オリンピック」の卓球競技は5日、女子団体の1回戦が行われ、第1シードの中国は第9シードのエジプトと対戦。ゲームカウント3-0で勝利し、準々決勝進出を決めた。ポーランドとの初陣に勝利した第2シードの日本にとって最大のライバルとな…
「パリ2024オリンピック」の卓球競技は5日、女子団体の1回戦が行われ、第1シードの中国は第9シードのエジプトと対戦。ゲームカウント3-0で勝利し、準々決勝進出を決めた。
ポーランドとの初陣に勝利した第2シードの日本にとって最大のライバルとなるのが中国。大本命の順調な船出に対して、母国メディアからは称賛の声が挙がっている。
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■前回東京五輪と同じ3選手
今大会金メダル最有力候補の中国は、女子シングルスで連覇を果たした陳夢を団体メンバーとして今回初出場の王曼昱とダブルス起用。現世界1位のペアが3-0で勝利を飾ると、2番手ではエースの孫穎莎が1ゲームを奪われたものの3-1で白星を挙げ、2点起用となった王曼昱が3-0で試合を締め、順当なストレート勝ちとなった。
この戦いぶりに中国メディア『捜狐』が言及し、「スター選手の陳夢、王曼昱、孫穎莎の傑出したパフォーマンス」と称賛。第3ゲームを失いながらも勝利を収めた孫穎莎に対しては「彼女の固い決意は決して揺るぐことがなく、並外れた忍耐力と精神力を示した」と評価した。
今回の中国メンバーは前回の東京五輪と同じ3選手で、連携面でも隙がない。陳夢と王曼昱が組んだダブルスについても「ワールドクラスのダブルス技術と戦術が際立つ。それぞれの正確な連携と力強い攻撃に観客席からは温かい拍手が送られた」とつづられている。
早田ひな(日本生命)、平野美宇(木下グループ)、張本美和(木下グループ)の3選手で頂点を狙う日本は決勝まで中国とは当たらない。下馬評では金メダルを争う2カ国と見られているが、ファイナルの舞台で戦うことになるかは注目が集まる。
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