SNSでも人気を博するアロンソ。彼女の行動が波紋を呼んだ。(C)Getty Images 熱狂が続くパリ五輪の話題は尽きない。無論、その大半はアスリートたちの活躍によるものだが、4年に一度の国際イベントだけにパフォーマンス以外の事象もクロー…

SNSでも人気を博するアロンソ。彼女の行動が波紋を呼んだ。(C)Getty Images

 熱狂が続くパリ五輪の話題は尽きない。無論、その大半はアスリートたちの活躍によるものだが、4年に一度の国際イベントだけにパフォーマンス以外の事象もクローズアップされる。現地時間8月5日に報じられたのは、いわゆる“美女アスリート”の追放劇だ。

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 まさに異例の決定だった。英大衆紙『The Sun』などの複数メディアは、パラグアイの女子競泳代表であったルナ・アロンソが、同国のオリンピックチームから「追放された」とすっぱ抜いた。

 原因は彼女の身勝手な行動にあった。というのも、アロンソは現地時間7月27日に自身の出場種目を終了していたが、なぜか選手村に残留。代表チームを後押しするのかと思われたが、彼女は高級ブティックでの買い物やレストランでの外食を楽しんだだけでなく、ディズニーランドにも来園。その模様を自身のSNSで公開するというプライベートな行動を繰り返したのだ。

 この問題行動の数々を見かねたパラグアイオリンピック委員会(COP)は激怒。声明を出した元プロテニスプレーヤーでもあるラリッサ・シェーファー団長は「彼女の存在はパラグアイ代表内で不適切な雰囲気を作り出している」と糾弾。「彼女は選手村で一晩も過ごしたことがない。とにかく今は彼女が指示通りに行動してくれたことに感謝したい」とも続けた。

 国際的に知れ渡ってしまった代表選手の規律違反には、パラグアイ国内も騒然としている。日刊紙『abc』は、COPのカミロ・ペレス会長が「我々は彼女に立ち去ってほしいと伝えていたが、誰とも連絡を取り合おうとしなかった。そこは代表団の一員でなければいられない場所だ」と憤怒する様子を紹介。「彼女が選手村を離れなければならないのは、代表のルールと、他のプロフェッショナルな選手への影響があるからだ」と断じている。

 今大会の競技終了後に「これが最後のレースだったのでとても感慨深いです。水泳からは引退します」と現役引退を示唆していたアロンソ。Instagramのフォロワー数が31万人を超えるインフルエンサーでもある弱冠二十歳の彼女にとって、パリ観光は息抜きのつもりだったのかもしれない。がしかし、その行動はあまりに身勝手すぎた。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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