東京六大学野球のOBは、現役時代にどんなことを考えてプレーしていたのか。各世代のOBの方々にリレー方式で繋いでいただきならが、語って頂きます。30代の三人目は井出庸生さんからご紹介いただきました、飯塚正彦さんです!

・名前:飯塚正彦
・出身校:法政大学(法政大学第二高校)
・卒業年度:2002年度(平成14年)
・ポジション:1.2年外野手、3.4年学生コーチ
・卒業後の進路:株式会社シェルガーデン→丸正チェーン商事株式会社
・現役時代の得意プレー:学生コーチとして外野ノック(特にレフト線)

——大学の野球部で一番嬉しかったこととその理由

2001年春季リーグ戦での優勝。

最終学年でのリーグ優勝でしたし、山中監督は就任してから春、秋どちらかは必ず優勝していたので自分たちも達成できて正直ホッとしました。

また、先輩も後輩も全国からレベルの高い選手が集まるチームの中で4年間一緒に野球ができたことは本当にいい経験になりました。

——憧れの先輩とその理由

1学年上の主将廣瀬純さん(元広島東洋カープ)

廣瀬さんのリーダシップ、キャプテンシーは強烈でした。人間として一本筋の入った男が惚れる漢です。チームのためなら同じ学年の選手にも厳しくされていました。しかし、一人ひとりをよく見られていて自分が初めて学生コーチでベンチ入りしたとき「今日はよく声出てたな!」と声をかけていただいたのは今でも忘れません。

また、こちらも1学年上の先輩ですが阿部真宏さん(現西武ライオンズコーチ)と佐藤隆彦さん(元千葉ロッテマリーンズ)です。

毎日全体練習終了後、暗くなり室内練習場に行くと必ず二人で練習されていました。交互にバッティングピッチャーをしながら夜遅くまで延々とバットを振り続けていらっしゃったのを今でも記憶しています。

その後の活躍は皆様ご存知の通りです。

お二人は下級生にとてもやさしく接してくれましたので、私もとても感謝しております。

——現役時代に残っている後悔とその理由

野球部での後悔はありません。在籍4年間で3度もリーグ優勝を経験させてもらいました。また、山中正竹監督という世界の野球を経験され日本でも有数の指導者の下で4年間在籍できたのはこれ以上にない経験でした。

あえて挙げるなら大学生活でもっと勉強し教養を深められたのではないかと反省しています。(笑)

——東京六大学野球の魅力

学生野球の聖地神宮球場が本拠地で行われること。また、リーグ優勝はもちろんですが、長年しのぎを削ってきた他の5大学との対抗戦の意味合いもあり優勝はもちろん他のライバル校には絶対に負けられないという独特の雰囲気があります。「血の法明戦」と言われていますが、我々法政はもちろん明治には絶対負けられませんし早稲田、慶応、立教、東大にも同じ気持ちでした。六大学野球は入れ替え戦がないからといろいろと言われますが、歴史のある六校が大学のプライドをかけて戦うのは他のリーグにない魅力です。

——現役選手へのメッセージ

4年間は長いようで短い時間です。そして、東京六大学で野球ができるのは本当に数少ない人たちですし東京六大学で野球をやろうと思ってもできない人はたくさんいます。大学生活も大学野球も4年間という短い時間でしか経験できない貴重なことですから野球も学生生活も充実した毎日を過ごしてください。

そして、野球部を卒業した後は是非他の大学の同期と交流してください。社会に出てからは同じ4年間を過ごした仲間は一生のライバル(友達)です。必ず社会に出てから苦しい時、困ったときは助け合える仲間になるはずです。