秀岳館-作新学院  7回途中まで1失点と好投した秀岳館・田浦=甲子園【写真提供:共同通信社】

 

19 田浦 文丸(秀岳館3年・投手)
たうら・ふみまる 170センチ75キロ 左投左打

4季連続甲子園出場の「剛球左腕」

昨年春夏、今年春と3季連続で甲子園4強に進出した秀岳館で今回、侍ジャパンU-18代表にそろって入った川端 健斗とダブルエースを形成。170センチと身長こそ高くはないが、最速148キロの剛速球とストレートと同じ腕振りから放つチェンジアップを得意とする本格派左腕だ。

福岡県出身。平野リトルジャガーズで軟式野球を始め、中学時代は硬式の糸島ボーイズに所属し、2年時には全日本中学硬式野球選手権(ジャイアンツカップ)準優勝を経験。決勝戦では4番手として登板した。

秀岳館では1年夏から公式戦のマウンドを踏むと、1年秋には九州大会優勝に貢献。明治神宮大会では登板がなかったが、2年春のセンバツでは2試合に登板し全国大会デビューを飾ると、2年夏の熊本県大会では全5試合に登板。甲子園では3回戦のいなべ総合学園(三重)戦で先発するなど3試合に登板し、9回3分の1を投げて防御率0.96と安定した成績を残した。

そして新チームでは完全なる主軸となり3年春のセンバツにはエースナンバーを背負い出場。準決勝の大阪桐蔭(大阪)戦では、敗れたものの7回3分の1を2失点。14回を投げ奪三振11・防御率1.93と3季連続の4強入りに大きく貢献している。

 4季連続の出場となった夏の甲子園では先発・川端を田浦がリリーフするという継投で戦ったが、2回戦で広陵(広島)に敗戦。日本一獲得の悲願達成はならなかったが、強気の投球は健在であった。

 8人中5人が左腕投手という編成の侍ジャパンU-18投手陣にあって、先発もリリーフもできる田浦。その「強気」を「剛球」に込め、高校野球生活最後の舞台を「世界一」で締める覚悟で臨む。