「パリ2024オリンピック」の卓球競技は3日、女子シングルスの3位決定戦が行われ、第3シードの早田ひな(日本生命)は第4シードの申裕斌(韓国)と対戦。4ー2で勝利し銅メダルを獲得した。◆伊藤美誠が殊勲の銅・早田ひなを祝福「棄権しないと思った…

「パリ2024オリンピック」の卓球競技は3日、女子シングルスの3位決定戦が行われ、第3シードの早田ひな(日本生命)は第4シードの申裕斌(韓国)と対戦。4ー2で勝利し銅メダルを獲得した。

◆伊藤美誠が殊勲の銅・早田ひなを祝福「棄権しないと思ったしやり遂げると思った」 盟友が満身創痍の同級生を労う

■前日に左手首の故障の影響明かす

日本と韓国のエースによる銅メダルをかけた戦いとなった3位決定戦。早田は左手首の故障の影響も心配され、万全でないプレーも見られたが、的確なラリーや要所でのフォアハンドが冴え、申裕斌相手に粘りの勝利となった。

試合後早田は「一昨日の試合で腕を痛めてしまって昨日はその自分の現実を受け入れられなかった」とコメント。前日の孫穎莎(中国)戦でのコンディションについて改めて言及した。

それでも、「今日も練習の時と同じ感じで、ドクターに注射を打ってもらって『もしかしたら行けるかも』という感覚に戻って、自分を信じてやるしかなかった」と3位決定戦に挑むまでの苦悩を明かし、「5分前までは20%、30%の力をどうやって出して戦うかという感じだった。その5分前の注射で100くらいに戻ってきた。そこから後悔しないように1ゲーム、1ゲーム進んでやっていた」と試合に至るまでの変化を明かした。

前回の伊藤美誠(スターツ)に続くシングルスでの銅メダル獲得となった早田は、「もちろん金メダルを目指していたけどまさか神様にこんな意地悪されるとは思わなくて、でもJOCの皆さんであったり日本の皆さんが支えてくれたので、どんな結果になっても最後までやり続ける。銅メダルを皆さんに見せられたらいいと思って戦った」と力強くコメント。

パリの地で初の五輪に挑んだエースが満身創痍のなかつかんだ悲願だった。

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