パリオリンピック(フランス/パリ、レッドクレー)は2日、テニス競技の男子シングルス準決勝が行われ、第2シードのC・アルカラス(スペイン)が第13シードのF・オジェ アリアシム(カナダ)を6-1, 6-1のストレートで破りオリンピックのシン…

パリオリンピック(フランス/パリ、レッドクレー)は2日、テニス競技の男子シングルス準決勝が行われ、第2シードのC・アルカラス(スペイン)が第13シードのF・オジェ アリアシム(カナダ)を6-1, 6-1のストレートで破りオリンピックのシングルス史上最年少で決勝進出。銀メダル以上の獲得を確定させた。試合後アルカラスは「金メダルという目標を達成したい」と語った。
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世界ランク3位で21歳のアルカラスがオリンピックに出場するのは今回が初。今大会は1回戦で世界ランク274位のH・ハビブ(レバノン)、2回戦で同28位のT・フリークスポール(オランダ)、3回戦で同66位のR・サフィウリン、準々決勝で第9シードのT・ポール(アメリカ)を下し4強入りした。
そして準決勝、23本のアンフォーストエラーを犯すオジェ アリアシムに対しアルカラスは5度のブレークに成功。自身のサービスゲームでは1度もブレークポイントを与えない安定したプレーを披露し、1時間15分で勝利した。
男子プロテニス協会のATPは公式サイトにアルカラスのコメントを掲載した。
「昨日は彼(オジェ アリアシム)にとって本当に厳しい一日だったと言わざるを得ない。シングルスは本当にタフだったと思うし、混合ダブルスもプレーした。試合終了時間は遅かったので休むのが難しかっただろう。だから、体力的にベストのテニスができなかったと思う。自分のパフォーマンスには本当に満足している。おそらく今大会で最高のパフォーマンスの1つだった。本当に満足しているし、このまま調子を上げて決勝でもっと良いプレーができればと思う」
勝利したアルカラスは金メダルをかけて、決勝で第1シードのN・ジョコビッチ(セルビア)と第11シードのL・ムセッティ(イタリア)のどちらかと対戦する。
決勝へ向けてアルカラスは「人生、キャリアにおいて本当に特別な瞬間になるだろう。だからこの瞬間を楽しもうと思う。難しい試合になるだろうけど、特別な試合にもなるだろうね。自分に集中して他の人たちの声に耳を傾けないようにする。100パーセント、ベストのテニスをしたいし、金メダルという目標を達成したい」と述べた。
アルカラスが金メダルを獲得した場合、スペイン人では1992年のJ・アレッセ(スペイン)、1996年のS・ブルゲラ(スペイン)、2008年のR・ナダル(スペイン)に次ぐ4人目。さらにナダルに続き同一シーズンに全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)、ウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)、オリンピックを制した2人目の選手となる。

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