バドミントンは1日(日本時間2日)、女子シングルスの決勝トーナメント1回戦が行われ、初出場の大堀彩(世界ランキング8位)が、シンガポールのジャミン・ヨ(同20位)とのフルゲーム(11-21、21-14、24-22)を制し、準々決勝進出を決め…

バドミントンは1日(日本時間2日)、女子シングルスの決勝トーナメント1回戦が行われ、初出場の大堀彩(世界ランキング8位)が、シンガポールのジャミン・ヨ(同20位)とのフルゲーム(11-21、21-14、24-22)を制し、準々決勝進出を決めた。タイのスパニダー・カテトン(同16位)と対戦した山口茜(同6位)もストレートで勝利し、ベスト8へ駒を進めた。

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■死力尽くし……最後は床に倒れ込む

第1ゲームは自身のミスや相手の緩急に苦しみ、大差で落とした大堀。しかし、ここから奮起すると、第2ゲームではコーナーへのショットも決まり出し、ゲームカウントを1-1とした。

そして、迎えた第3ゲームは点の取り合いとなり、最大点差が「3」という接戦で推移。一進一退の攻防が続く中、先にマッチポイントを握ったのはヨ。しかし、ここを踏ん張りデュースに持ち込むと、今度は大堀がマッチポイント。最後は相手のショットがアウトになり、ベスト8進出が決まった。その瞬間、両選手が床に倒れ込むほどの激闘だった。

死力を尽くした大堀は試合後のインタビューで「もう本当に苦しくて……。でも、今までで初めて自分を信じてプレーできたと思う」と胸を張った。

■次戦へ「目の前の1点に集中」

また、「ここまで来ることできた感謝の気持ちが強いので、今日はどうしても勝ちたかった」と振り返り、場内に何度も響いた“アヤコール”に感謝した。

準々決勝へ向けては「一戦一戦が大事になってくると思う。次の試合も我慢していれば、チャンスはどこかで必ず来ると思うし、私が勝つチャンスも来ると思う。でも、あまりそこにこだわり過ぎず、今日の試合のように目の前の1点に集中してやりたい」と力を込めた。

次の準々決勝で、大堀はリオ五輪の金メダリスト、カロリナ・マリン(スペイン)と、山口は世界ランキング1位のアン・セヨン(韓国)と対戦する。

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