タヒチ・チョープーで行われているサーフィンは1日(日本時間2日)、悪天候で延期されていた女子3回戦が行われ、日本の松田詩野は2本合計5.84点で、2本合計8.34点をマークしたスペインのエロスタルベ・ナディアに敗れた。また、男子は稲葉玲王が…

タヒチ・チョープーで行われているサーフィンは1日(日本時間2日)、悪天候で延期されていた女子3回戦が行われ、日本の松田詩野は2本合計5.84点で、2本合計8.34点をマークしたスペインのエロスタルベ・ナディアに敗れた。

また、男子は稲葉玲王が準々決勝に登場し、ペルーのアロンソ・コレアと対戦。わずか0.34点差で敗れ、準決勝進出を逃した。これで日本勢は全員敗退となった。

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■わずか2本のライディングでタイムアップ

3回戦に臨んだ松田は、ナディアより奥のポジションで波を待つ作戦。しかし、次第に風が入り、コンディションは悪化。チョープー特有のチューブもなく、波選びだけで時間が経過した。

一方のナディアは開始5分、手前の波をつかんで1本目のライディング。3.50点をマークすると、2本目も4.77点をスコアし、トータル8.27点でリードした。

ノーライドだった松田は残り15分で波をつかむと、ダイナミックなターンを2つ決めて、2.67点。さらに残り約10分で再びミドルサイズの波に乗り、3.17点を加えた。

しかし、その後はセットに入らず、わずか2本でタイムアップ。バックアップを3.50点から3.57点に塗り替えたナディアがトータル8.34点となり、トータル5.84点で一歩及ばなかった松田は9位タイで初の五輪を終えた。

■7.33というハイスコアをマークも及ばず

一方の男子は日本勢で唯一準々決勝に進んだ稲葉が、ペルーのコレアと対戦。拮抗した展開の中、稲葉は3本目のライディングでチューブをメイクし、7.33という高得点をマーク。

一時リードを奪ったものの、終盤に入ると果敢に攻めるコレアに逆転され、その後は波にも恵まれずタイムアップ。稲葉はトータル10.16点で、コレアの10.50にわずか0.34点及ばず、準決勝進出を逃した。

稲葉、松田も姿を消したことで、「世界一危ない」と言われるチョーブーの波に果敢に挑んだ“波乗りジャパン”の挑戦は幕を閉じた。

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