◇国内女子◇北海道meijiカップ 事前(1日)◇札幌国際CC島松コース(北海道)◇6568yd(パー72)5年ぶりの大会出場となる渋野日向子は、開幕前日に行われたプロアマ戦で18ホールをプレー。国内ツアーの自身シーズン初戦に向けて最後の調…

開幕前日は久々のプロアマ戦を楽しんだ渋野日向子

◇国内女子◇北海道meijiカップ 事前(1日)◇札幌国際CC島松コース(北海道)◇6568yd(パー72)

5年ぶりの大会出場となる渋野日向子は、開幕前日に行われたプロアマ戦で18ホールをプレー。国内ツアーの自身シーズン初戦に向けて最後の調整を終え、「狭いコースでグリーンも小さい。まっすぐ飛ばして手前から乗せるという、無駄なことを考えないゴルフができたらいい」と初日のティオフを見据えた。

前週はカナダ開催の米女子ツアー「CPKC女子オープン」に出場し、2日前の火曜日(30日)に帰国したばかり。昨日午後に会場入りしたが、コースには出ず、練習場で1時間半ほどの軽めの調整にとどめた。「本調子とは思えないけれど(帰国明けを)言い訳にはできない。しっかり、ちょっとずつ取り戻しながら」。身体への負担も抑えながら、限られた時間の中で事前チェックを進めてきた。

小さなグリーンに警戒

このタイミングでのスポット参戦は、帰国のタイミングが重なったことに加え、6月以降の「全米女子オープン」で2位、「全米女子プロ」で7位と、メジャーで好成績を収めたことが理由にある。

「ゴルフが前よりも良くなってきたと思える段階。これなら日本の皆さんの前でプレーしても大丈夫かなと」。昨年は国内ツアー2試合に出場していずれも予選落ち。「去年はケガがあったり調子が良くなかったりで、すごく悩んだ一年。その時よりは気持ちも変わっていると思う」と、心身ともに1年前とは違う状態で臨める。

スポット参戦に込める思いとは

米ツアー本格参戦3年目で、今年は日本のシードを持たないために推薦に頼るしかない。出場が限定された状況で、スポット参戦の価値はいっそう高まりつつある。

「本当に数少ない、日本のファンの皆さまの前でプレーする機会というのは、自分の中で気を引き締められる時間、新しいものを吸収できる時間、初心に帰れるような時間でもあると思っています」。自らを高め、ファンの期待にも応える最高のシナリオを描きたい。(北海道北広島市/塚田達也)