パン・ヒョジンは競技を始めて、わずか3年で金メダルに輝いた(C)Getty Images 連日、熱戦がくり広げられているパリ五輪。射撃では韓国代表の快進撃が続いている。 韓国メディアは記念となる100個目の金メダルを獲得した「JKス…

パン・ヒョジンは競技を始めて、わずか3年で金メダルに輝いた(C)Getty Images

 連日、熱戦がくり広げられているパリ五輪。射撃では韓国代表の快進撃が続いている。

 韓国メディアは記念となる100個目の金メダルを獲得した「JKスナイパー」を特集している。

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 女子10mエアライフルで金メダルに輝いたのは「女子高生射撃手」として知られるパン・ヒョジン(17=大邱体育高校)だ。

 パン・ヒョジンは29日にフランスのシャトールー・シューティング・センターで行われた同階級の決勝戦では延長戦のシュートオフまでもつれ込んだ熱戦となったが、最後は中国代表の黄雨テイを破り金メダルを獲得した。

 韓国女子の射撃においては10mエアピストルでもオ・イェジン(19)が金メダルに輝いており、若い世代の活躍が続いている。

 韓国メディア「朝鮮日報」ではパン・ヒョジンの活躍を詳報。中国代表と争われた決勝戦では各選手10発ずつ撃ち、その後は2発撃つたびに点数の低い選手が1人ずつ脱落するルールで行われる。

 そんな中、パン・ヒョジンは10発を終えた時点で2位、12発目でトップの黄とは0.9点まで差が広がったが、13発目で10.9満点を記録し差を0.5点まで縮めると、追い上げを図り16発目で再び満点を記録する快挙を達成。ついに1位に立った。

 しかしその後もドラマが待っていた。パン・ヒョジンが0.9点リードして始まった最後の射撃で9.6点だったのに対し、黄が10.5点で最終的に251.8点で並んだ。

 1発ずつ撃つ延長戦のシュートオフでパン・ヒョジンは10.4点を記録、一方の黄は10.3点とわずか0.1点差で抑え、激戦の末に金メダルを獲得した。

 またこの金メダルは韓国チームにとって今大会3個目の金メダルにあたり、韓国がこれまでのオリンピックで獲得した100個目のメモリアルな金メダルともなった。記事ではパリ五輪韓国選手団最年少でもあるパン・ヒョジンが「栄光の主人公になった」と大きく報じている。
 
 大邱体育高校2年生の現役女子高生のパン・ヒョジンは中学2年生から射撃をスタート。それからわずか3年で韓国代表としてオリンピックの大舞台で金メダルまで獲得したシンデレラストーリーにも注目が高まっている。

 ネット上でもパン・ヒョジンの快挙をめぐっては、競技中は冷静そのものながら、終わった後の表彰台で見せたはにかむような笑顔も話題を呼び「かわいい上に最強か」「凄すぎる!」「クールすぎる」など注目が高まっている。

 今回の射撃女子韓国代表においては、10メートルエアピストルで銀メダルに輝いたママさんスナイパー、キム・イェジに関してもハリウッドスターが関心を持つほどの美貌も話題を引いている。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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