ホッケー女子は丹生(福井)が3連覇を果たした。 炎天下の激戦を制した。「うちの方がよい顔をしていた」。吉田能克監督が勝…

 ホッケー女子は丹生(福井)が3連覇を果たした。

 炎天下の激戦を制した。「うちの方がよい顔をしていた」。吉田能克監督が勝因の一つに挙げたのは、選手たちの笑顔だった。

 昨夏と同じ岐阜各務野との決戦。リベンジに燃える相手に、立ち上がりから素早い寄せでルーズボールを拾って主導権を握ったものの、堅守に阻まれて得点できず、均衡状態が続いた。

 そんな中でも、主将のDF金子七海(3年)が「苦しいときこそ笑顔でやるのが私たちの持ち味」と言うように、笑顔を絶やさなかった。サッカーのPK戦にあたるシュートアウト(SO)戦に突入すると、GK松島奈沙(3年)が「ここからは自分の見せ場」と奮起。巧みな駆け引きで3連続セーブを見せると、味方の3人目が確実に決めて試合に終止符を打った。

 明るい雰囲気は日頃の練習から生まれた。大会前は通常の練習に加えて走り込みで体を追い込んだが、必ず2人1組で互いを笑顔で励まし合いながら取り組んできたという。

 「顔で勝負できた」と金子。歓喜の輪の中で、最高の笑みとうれし涙がこぼれた。(緒方裕明)