敗れた王楚欽は「ラケットのせいではない」と潔く話した(C)Getty Images ナンバーワンに“悪夢の連鎖”だ。 現地時間7月31日、大会6日目を迎えたパリ五輪は、パリ南アリーナにて卓球男子シングルスの試合を実施。世界ランク1位の王楚欽…
敗れた王楚欽は「ラケットのせいではない」と潔く話した(C)Getty Images
ナンバーワンに“悪夢の連鎖”だ。
現地時間7月31日、大会6日目を迎えたパリ五輪は、パリ南アリーナにて卓球男子シングルスの試合を実施。世界ランク1位の王楚欽(中国)は、2回戦で同26位のトルルス・モレゴールド(スウェーデン)と対峙するも、ゲームカウント2-4と熱戦をものにできず、まさかの早期敗退となった。
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現地時間30日の混合ダブルスで金メダルを獲得している王楚欽だが、その優勝直後、メインラケットをカメラマンの一人に壊されてしまうアクシデントが発生し、翌日の男子シングルスは、スペアラケットで出場することに。敗戦後、「ラケットのせいではない」と話しているが、少なからず事件の影響はあったのかもしれない。
“絶対王者”脱落のショックは大きい。なかでもこの結果を受け、仏紙『L’Équipe』は、「卓球世界ランク1位の王楚欽が敗北」と題した速報を掲載。「彼自身も信じられないようだ」と王楚欽の様子をレポートすると、前日の騒動にも触れ、「男子シングルス決勝が中国人対決でなくなるのは、2004年アテネ大会以来」と伝えている。
さらに『Le Parisien』は、「卓球界に激震、世界1位の王楚欽が敗れる」「センセーションというより大波乱だ」とその衝撃を報道。「24歳中国人が金メダルの最有力候補だっただけに、この早すぎるシングルス敗退はまったく予想外」と続け、前日のラケット破壊に関しては、「目に涙さえ浮かぶ出来事」と同情を寄せていた。
今後の戦いに向けて切り替えたい王楚欽。現地8月6日からは、男子団体戦に出場する予定だ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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