「パリ2024オリンピック」の卓球競技は31日、シングルスの2回戦が行われ、第1シードの孫穎莎(中国)はニーシャーリエン(ルクセンブルク)と対戦。4-0のストレートで勝利し、3回戦進出を決めた。 前日に混合ダブルスで金メダルを獲得した今大会…

「パリ2024オリンピック」の卓球競技は31日、シングルスの2回戦が行われ、第1シードの孫穎莎(中国)はニーシャーリエン(ルクセンブルク)と対戦。4-0のストレートで勝利し、3回戦進出を決めた。

前日に混合ダブルスで金メダルを獲得した今大会の三冠候補だが、中国メディアが61歳レジェンドとの戦いに注目を寄せている。

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■2度目のシングルス出場3回戦へ

初出場だった前回の東京五輪では団体では金メダルに輝いたが、シングルスで銀メダルに終わっていた孫穎莎。

そこから3年あまり、女子卓球の絶対女王に君臨し、今大会を迎えたなか、2回戦では今大会最高齢61歳のニーシャーリエンとの“38歳差対決”ではストレート勝ち。順当に3回戦に進んだ。

そんななか、この試合を速報していた中国メディアの『捜狐』はレジェンドの戦いにも言及。「孫穎莎とニーシャーリエンは直接会話をしていた。双方とも非常に高いパフォーマンスを見せた」と称賛し、「誰もがコートの外では友達になり、コートのなかでは対戦相手になることができる」とその関係性を評価した。

また、『捜狐』はニーシャーリエンがコート上で見せた姿勢にも言及。「たとえポイントを奪われても彼女はいつも笑顔だ。彼女は良いショットを打ったとき、それを祝福する。勝ち負けは彼女にとってもはや重要ではない」と卓球を楽しむ様子を称えた。

表彰台を目指した戦いが行われているなか、パリで実現した世界女王と最高齢選手による戦いは人々の心に刻まれたことだろう。

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