アジア大会でも友情シーンが話題となった池江と張。(C)Getty Images 国境を越えた友情は不滅だ。 去る7月27日(現地時間)にパリ五輪の競泳女子100mバタフライ準決勝で、日本の池江璃花子は57秒79で1組6着となり、惜しくも決勝…
アジア大会でも友情シーンが話題となった池江と張。(C)Getty Images
国境を越えた友情は不滅だ。
去る7月27日(現地時間)にパリ五輪の競泳女子100mバタフライ準決勝で、日本の池江璃花子は57秒79で1組6着となり、惜しくも決勝進出はならなかった。
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白血病を克服して世界の舞台に立った池江。そんな24歳の日本人をリスペクトし、特別な友情関係を築いてきたのが、中国の張雨霏だ。
現地時間7月27日に行われた女子400メートルリレーで銅メダルを獲得した張。彼女は、長年ライバルとして切磋琢磨してきた池江に以前から敬意を示してきた一人だ。昨年9月のアジア大会時には「彼女は本当に凄いと思います。本当に凄い、本当に凄いんです!」と涙で抱擁したシーンが話題となった。
そんな日中水泳界を代表するヒロインの友情は今も築かれている。中国メディア『捜狐』は、会場の舞台裏で張と池江がヘアピンとパンダのペンダントを交換する様子を紹介。「昨年の杭州アジア大会で忘れられない光景を生み出した二人の友情は今も健在だ。彼女たちはライバルだが、かけがえのない親友でもある」と伝えた。
また、同じく中国メディアの『新浪体育』は「オリンピックでは競技だけでなく、交流や親睦が図られる」とし、二人の関係性について「非常に素晴らしく、水泳界で尊敬され、人々の心を動かすものだ」と強調。そして「アスリートたちは部外者が思っている以上に良好な関係を築いている。勝てるに越したことはないが、友情を深めるのも悪くはない」とした。
大会終了後のフラッシュインタビューで涙ながらに「最後は勝負の世界なので勝てなきゃ意味がない。自分の力を出し切れずに終わったし、また4年後リベンジしに帰ってきたい」と前を向いた池江。彼女の進化を張も願っているはずだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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