中継カメラへの苛立ちを爆発させたゴンサレスオルティス。(C)Getty Images 去る7月29日(現地時間)に行われたパリ五輪のスケートボード男子ストリート決勝で、日本の堀米雄斗が東京五輪に続いてふたたび頂に立った。 最終試技で…

中継カメラへの苛立ちを爆発させたゴンサレスオルティス。(C)Getty Images

 去る7月29日(現地時間)に行われたパリ五輪のスケートボード男子ストリート決勝で、日本の堀米雄斗が東京五輪に続いてふたたび頂に立った。

 最終試技で97.08点を叩き出した堀米の逆転優勝に世界が沸いた。一方で同競技においてコロンビア代表選手が見せた“蛮行”に波紋が広がった。

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 渦中の人となったのは、コロンビア代表のルイス・ハンカルロス・ゴンサレスオルティスだ。全体22位で大会を終えた27歳は、滑走直後に中継カメラを気にしてか、不自然に転倒。すると苛立ちを爆発させ、カメラマンに向かって、中指を突き立てたのだ。

 結局、この試技での失敗が響いて最下位で五輪を終えたゴンサレスオルティスは自身のSNSで「彼らがカメラを僕の目の前に置いた時は怒りがこみ上げた。そこは僕が滑る予定の場所だったからだ。僕はカメラマンに障害物の前にいないでほしいと警告した」と釈明。その上で中指を立てた行為について「あの僕を見た人々、子どもたち、家族に対しても、自分のジェスチャーについて謝罪したい」と猛省した。

 ただ、世界中の熱視線を集める五輪の檜舞台での蛮行にバッシングは止まない。

 ドイツ紙『Bild』は「コロンビア代表の27歳が、転倒したあとカメラに向かって、直接中指を立てた。これは正気の沙汰ではない」と批判。さらに米スポーツ専門局『FOX Sports』も「難しいトリックに挑む中でカメラが自分にとって邪魔だったゴンサレスオルティスは自らの失態直後に中指を突き立てた。いかなる理由があろうと物議を醸すジェスチャーだった」と指摘。苛立った末の行動が許されるものではないと断じた。

 自身のインスタグラムの投稿に「今は母親と犬に会いたい」とも記したゴンサレスオルティス。今、彼は国際舞台で見せてしまった蛮行を悔やんでいるに違いない。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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