八村は2度のアンスポーツマンライクファウルで退場になった(C)Getty Images パリ五輪のバスケットボール男子は現地時間7月30日、1次リーグの試合が行われ、日本代表がフランス代表と対戦。開催国を相手に大接戦を展開するも、9…

八村は2度のアンスポーツマンライクファウルで退場になった(C)Getty Images

 パリ五輪のバスケットボール男子は現地時間7月30日、1次リーグの試合が行われ、日本代表がフランス代表と対戦。開催国を相手に大接戦を展開するも、90-94で敗れた。これで日本は初戦から2連敗となった。

【関連記事】「何回見てもファウルには…」不可解判定が連続のフランス戦、河村勇輝の”4点献上プレー”には海外からも不満の声「タフなファウル宣告だ」【パリ五輪】

 敵地で互角以上の戦いが続いた中、終盤でのファウルが試合の流れを大きく変えた。第4クォーター、70-72と日本がリードされて迎えた残り8分31秒、フランスのルディ・ゴベアがシュートを狙った場面で、八村が左手をかけて止めると、ビデオ判定によりこれがアンスポーツマンライクファウルをとられた。八村はこれがこの試合2度目のアンスポーツマンライクファウルとなり、退場処分に。

 退場まで八村はフィールドゴール16本中10本を決め、24得点を挙げるなどこの日も大黒柱としての活躍をみせていたものの、最も重要な場面でコートから去り、日本は窮地に立たされた。海外メディアでは退場に繋がった、八村のファウル判定を疑問視する声があがっている。

 米紙『New York Post』では試合後、「フランスが日本に勝利したオリンピックのバスケットボールでは、論争には事欠かなかった」と報じており、第4クォーターの八村のファウルについて、「疑わしい退場処分を受けた」と振り返っている。

 同メディアは、「ハチムラはルディ・ゴベアのシュートをファウルで止めたが、審判はこれを『アンスポーツマンライク』ファウルと判定した」と綴っており、その上で「NBAでこれが『フラグラント・ファウル(アンスポーツマンライクファウル)』と判定される可能性は極めて低い。だが、オリンピックはFIBAの規定で行われる」と続けた。

 また、審判が下した判定について識者の反応も紹介しており、米メディア『LakersNation』の司会者、トレバー・レーンが「まったくひどい判定だ。馬鹿げているどころではない」とSNS上でコメントしている他、国内情報サイト『Stratechery』の編集者ダマン・ラングーラも「あの退場は冗談だろう」と見解を示しているという。

 他にもトピックでは、「この試合で疑問視された判定はこれだけではなかった」として、試合時間残り10秒で、河村勇輝のシュートブロックがファウルとなったシーンにも言及している。

 日本がフランスを追い詰め、“大金星”が目前となっていただけに、物議を醸した場面への反響は、今後もしばらくの間は鳴りやまないかもしれない。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

【関連記事】「大誤審やでホンマに!!!!!!」男子バスケ残り10秒の"疑惑の判定"に芸能界からも異論の声 反響止まらず【パリ五輪】

【画像】ビジュ爆発!日本バスケを全力応援する広瀬すずのレアショット

【関連記事】「カワムラは“悪魔”」「恥を逃れた」判定にも救われた日本戦に仏メディアは冷や汗「限界まで追い込まれた」【パリ五輪】