今年こそ戴冠なるか。ホッカイドウ競馬所属のシルトプレ(牡5、北海道・米川昇厩舎)が、エルムステークス(3歳上・GIII・ダ1700m)に2年連続で参戦する。  シルトプレは父ワールドエース、母エアディケム、母の父フレンチデピュティの血統…

 今年こそ戴冠なるか。ホッカイドウ競馬所属のシルトプレ(牡5、北海道・米川昇厩舎)が、エルムステークス(3歳上・GIII・ダ1700m)に2年連続で参戦する。

 シルトプレは父ワールドエース、母エアディケム、母の父フレンチデピュティの血統。叔父のエアジパングは08年のステイヤーズS、伯父のツルガオカハヤテは06年のUHB杯を制している。

 川崎、門別、盛岡で重賞を6勝している実力馬。昨夏に初めてJRAに遠征し、初芝の巴賞こそ最下位の16着に沈んだが、主戦場のダートに戻ったエルムSで本領を発揮した。後方からメンバー中2位となる上がり3F36秒1の脚を使い、0秒6差の5着に健闘。その後も堅実な走りを続けており、2年連続のチャレンジとなる今回は勝ち負けになっても不思議ない。

 これまで地方馬はエルムSに延べ25頭が挑み、01年トーホウエンペラーと06年ジンクライシスの2着が最高着順。それだけに勝てば地方馬としてエルムS初制覇、そして16年の札幌2歳Sのトラスト以来、7年11カ月ぶりのJRA重賞制覇となる。「道営の雄」の果敢なチャレンジを応援したい。