体操女子日本は、決勝の入場時に宮田笙子の“決めポーズ”を披露した(C)Getty Images パリ五輪で女子団体総合が現地時間7月30日(日本時間31日)、ベルシー・アリーナで行われ、日本は8位入賞だった。 主将で…

 

体操女子日本は、決勝の入場時に宮田笙子の“決めポーズ”を披露した(C)Getty Images

 

 パリ五輪で女子団体総合が現地時間7月30日(日本時間31日)、ベルシー・アリーナで行われ、日本は8位入賞だった。

 主将でエースだった宮田笙子が大会前に喫煙・飲酒問題によって出場辞退し、岸里奈、岡村真、中村遥香、牛奥小羽の4人で臨んだ日本は、団体合計159.463点を挙げた。

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 跳馬のスペシャリスト・牛奥は着地までしっかりまとめ、13.833点をマークした。競技後『NHK』のインタビューで牛奥は「この経験を生かしてこれからも頑張っていきたい」と、大舞台での経験を次に生かすことを誓った。

 最後の段違い平行棒では途中ミスもあった中村は「平均台のときから決勝という雰囲気にのまれてしまって、きょう1日いい演技ができなかった。そこをしっかり生かしたいなと思っています。経験を悪く見るのではなく、次に生かしたい」と話し、悔し涙を浮かべる場面もあった。

 4人で奮闘し、予選でも笑顔を絶やさず5位で決勝進出した。入場の際には4人で右手を胸に当てて首を動かす宮田が演技の最後に見せる“決めポーズ”を披露した。

 そんな姿に元日本代表の寺本明日香さんも反応した。自身のインスタグラムのストーリー機能を使って「笙子の床のポーズ みんな頑張れ!!」と激励。競技後は「本当によく頑張った!!」と労った。

 SNS上では「笙子ポーズ」「宮田選手の最後のポーズだ」とファンも早速反応し、「素晴らしい演技でした!4人みんな私の中では金メダルです!感動をありがとうございました」と、4人の演技に心打たれたユーザーから反応が寄せられた。

 決勝では米国代表がシモーネ・バイルズを中心に圧巻の演技で観客を沸かせた。171.296点をマークして2大会ぶりの金メダルを獲得した。

 牛奥は「歓声がすごくて、米国の選手と一緒に戦っていて、技のすごさが歓声を聞いてわかった。オリンピックの決勝の舞台はすごい雰囲気」と、大舞台での経験は今後の糧になるはず。大会前の不測の事態も乗り越え、4人はパリで戦い抜いた。

 

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

 

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