歴代の勝ち馬にはアドマイヤドン、ローマンレジェンドといったチャンピオンの名前も見られるが、14年にレースの施行時期が繰り上げられたことに伴い、秋のGI戦線を見据えるようなトップクラスの参戦は減少傾向にある。同時に1番人気の信頼度も低下し…

 歴代の勝ち馬にはアドマイヤドン、ローマンレジェンドといったチャンピオンの名前も見られるが、14年にレースの施行時期が繰り上げられたことに伴い、秋のGI戦線を見据えるようなトップクラスの参戦は減少傾向にある。同時に1番人気の信頼度も低下しており、過去10回の1番人気の成績は[1-1-2-6]。

1.一度使われてきた馬

 現在の施行時期となった近10回で、中3〜8週以内だった馬が8勝しており、2着も8頭。対して、中9週以上だった馬は2勝で2着も2頭しかいない。夏に入って一度使われてきた馬の方が軸としての信頼度は高い。

2.距離延長は苦戦

 近10回で、前走から距離短縮となる馬は[2-3-7-42]で複勝率22.2%、前走も1700mだった馬は[8-4-3-45]で複勝率25.0%なのに対し、前走から距離延長となる馬は[0-3-0-19]で複勝率13.6%。距離延長組は苦戦傾向。

3.前走4角位置に注目

 近10回で、前走4コーナー位置取りが7番手以下だった馬は[0-2-0-32]で複勝率5.9%しかない。札幌は比較的緩いコーナー、平坦コースであることから函館よりは差しや捲りも決まる傾向にはあるが、基本的には先行馬を中心視するのが良さそう。

 サヴァは大沼Sを7番人気で勝利。それまで詰め切れないレースが続いていたが、ポジションも良いところをとって条件適性の高さを見せた。ここも同じ1700mでローテーション的にもちょうど良い。連勝を期待。