ナダルとアルカラスのスペインペアがダブルス8強 現地7月30日、「パリ五輪」テニス競技の男子ダブルス2回戦が行われ、世界ランク3位のカルロス・アルカラスと全仏オープンを14度制した元世界ランク1位の…

ナダルとアルカラスのスペインペアがダブルス8強 現地7月30日、「パリ五輪」テニス競技の男子ダブルス2回戦が行われ、世界ランク3位のカルロス・アルカラスと全仏オープンを14度制した元世界ランク1位のラファエル・ナダルのスペインペアは、タロン・フリークスポール/ウェズリー・クールホフ(オランダ)を6-4、6-7(2)、[10-2]で破り、8強入りを果たした。

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これまで全仏オープンを前人未到となる14度の優勝を飾った“クレーキング”ナダルは、昨季から度重なる怪我に悩まされ、今季限りでの引退を示唆。現地30日に行われたシングルスでは、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)とのツアー史上最多となる60度目の対戦で敗れており、残すは男子ダブルスのみとなった。

ペアを組むのは、今年の全仏オープンとウィンブルドンを制すなど、ナダルに代わってスペインテニス界を牽引する21歳のアルカラス。17歳差コンビのデビュー戦では、第6シードのアルゼンチンペアをストレートで下している。

第1セット、アルカラス/ナダルは序盤から気迫を前面に押し出して、相手にプレッシャーをかけていく。チャンスを生かせずにいたが、第7ゲームでアルカラスの豪打が相手コートに突き刺さりブレークに成功。直後には前衛のアルカラスにミスが出てピンチを迎えたものの、これを守り抜いてそのまま6-4でセットを奪った。

第2セットでもエネルギッシュにプレーを見せるスペインペア。フリークスポール/クールホフのオランダペアも、アウェイの雰囲気の中で食らいついて、一進一退の攻防が続いた。互いにサービスキープし突入したタイブレークでは、ダブルスのスペシャリストであるクールホフが、絶妙ロブなどのストロークでスペインペアを押し切ってリードを許さず。7-6(2)で奪い返した。

運命の10ポイントマッチタイブレーク、ナダルのリターンエースなど5連続ポイントで勢いに乗るスペインが、計4度のミニブレークに成功し2時間22分の大接戦を制した。

準々決勝では、ともにダブルス世界ランク1位に輝いたことのある第4シードのオースティン・クライチェク/ラジーブ・ラム(アメリカ)と対戦する。