選手村では食事面の不足もクローズアップされている(C)Getty Images 様々な問題が勃発しているパリ五輪の選手村でいよいよ日本選手団にも盗難被害が起きていた。 パリ五輪に出場しているラグビー7人制男子の日本代表選手が、選手村…

選手村では食事面の不足もクローズアップされている(C)Getty Images

 様々な問題が勃発しているパリ五輪の選手村でいよいよ日本選手団にも盗難被害が起きていた。

 パリ五輪に出場しているラグビー7人制男子の日本代表選手が、選手村で窃盗被害に遭い、28日に警察に被害届を出したと現地メディアが29日に報じている。

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 仏メディア『20minutes』によると、選手が外出している間に、寝室に置いてあった現金約3000ユーロ(約50万円)、大事な結婚指輪やネックレスも盗まれたという。

 19日から21日にかけて寝室で盗難被害にあったとされる、警察関係者によれば、部屋に侵入した形跡はみられないとしている。

 パリ五輪選手村ではすでに開会式前夜にオーストラリアのホッケー代表チームコーチが、クレジットカードを盗まれたとして警察に被害を届け出ていた。ただこのケースでも部屋に侵入した形跡はみられないとしていた。

 今回のパリ五輪の選手村運営をめぐっては、選手の食事面に関しても、利用者から提供内容が不十分だと不満が噴出。運営側がオーガニック製品や地元の農産物提供に力を入れ、ビーガンメニューが充実している一方で肉料理が不足するなど、本番で力を発揮したいアスリートにとっては、何とも不満が残る内容となっている。

 選手村から競技会場まで運行するシャトルバスに関しても移動時間が長い上に空調設備が整っていない、定刻通りにバスが運行されない、運転手が道に詳しくないなど各国の選手団から不満が高まっている。

 「史上最も環境にやさしい大会」を目標に掲げて開催された大舞台も運営側の不手際が次々と露出、今回の日本選手団の盗難が報じられると「本当にカオス」「一体、何が起きているんだ!」とSNS上では驚きの声も上がっている。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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