元力士でプロレスラーの力道山が日本初のプロレス団体「日本プロレスリング協会」を結成したことから、7月30日はプロレス記念日となっている。そこで本日はプロレス、とくに技に関係する馬名の馬を紹介する。  いきなりだが海外の大物を紹介したい。…

 元力士でプロレスラーの力道山が日本初のプロレス団体「日本プロレスリング協会」を結成したことから、7月30日はプロレス記念日となっている。そこで本日はプロレス、とくに技に関係する馬名の馬を紹介する。

 いきなりだが海外の大物を紹介したい。プロレスの技に由来した馬名のパイルドライヴァー(Pyledriver)は21年のコロネーションC、22年のキングジョージVI世&クイーンエリザベスSを制覇。21年の香港ヴァーズはグローリーヴェイズの2着、22年のドバイシーマクラシックはシャフリヤールの4着だったので、日本のファンにも馴染みがあるはずだ。ちなみにパイルドライバーは、相手の体を逆さまに抱えてその状態から座り込んで相手の頭部をマットに叩きつける技である。

 一方でJRAに限ると、残念ながら「プロレス関連馬」の活躍が少ない。17年の小倉2歳Sで2着だったアイアンクローが辛うじて…といったところ。同じく藤井聡一郎氏の所有馬にはブレーンクロー、ココナツクラッシュ、テンカウントがいたものの、残念ながら未勝利。その他でもカタヨクノテンシが地方交流、障害を含めて3勝を挙げた程度。トペコンヒーロ、スターダストプレスは未勝利に終わっている。そのほかノースヒルズの所有馬で「ストロングスタイル」という馬もいたが勝つことはできていない。

 逆バージョンとしてプロレスラーのMIKAMIを紹介したい。競走馬の名前を技の名前に使用していることで知られ、ディープ“M”インパクト、デュランダル、スティンガー、オルフェーヴル、エレクトロキューショニスト、ミッキーロケット、インカンテーション、グランアレグリアなど名馬たちの名前がずらりと並ぶ。

 このように現時点でプロレスに関連する重賞馬はいそうでいないというのが現状である。ただ、調べていると関連する馬は少なくはない。それだけに、いつの日か、プロレスに由来した名前の馬が、GIを勝つことを期待したい。