タンベリが出場する走り高跳びは8月10日に行われる(C)Getty Images 前代未聞の開会式には、前代未聞の事態が起こる。 そんなことを思わせたのがイタリア代表の旗手、ジャンマルコ・タンベリだ。【画像】角田夏実の金メダルや阿部…

タンベリが出場する走り高跳びは8月10日に行われる(C)Getty Images

 前代未聞の開会式には、前代未聞の事態が起こる。

 そんなことを思わせたのがイタリア代表の旗手、ジャンマルコ・タンベリだ。

【画像】角田夏実の金メダルや阿部詩の涙、大岩Jのゴールラッシュも…日本勢が見せたパリ五輪の「悲喜こもごも」を厳選フォトでチェック!

 従来の陸上競技場ではなく、セーヌ川の船上をパレードする形で各国選手団が行進した、今回のパリ五輪開会式。タンベリは勢いよく母国の国旗を振っているうちに、あろうことか自身の結婚指輪を川の中に落としてしまったのだ。

 タンベリは自身のInstagramで経緯を説明。「ごめんなさい、愛する人よ、本当にごめんなさい」で始まる長文には「雨が降りすぎたせいか、ここ数か月で体重が落ちたせいか、それとも抑えの効かない熱意のせいか。恐らくその全てのせいで指輪が飛んでいくのが見えた」と言い訳せずに釈明している。

 妻に対しては謝罪の言葉を綴る中、「もし本当に失わなければならないのなら、これ以上の場所はないと思う。それは『愛の街』の川底に永遠に残るだろう」「望むならあなたの指輪も川に投げ込もう。そうすれば2つの指輪は一緒にいられるし、あなたともう一度結婚する理由にもなる」と呼びかけた。そして、「さらに大きな金を持って帰国できる良い前兆となりますように!」と結んでいる。

 前回の東京五輪で男子走り高跳びに出場したタンベリは、決勝で同じ記録で並んだタズ・エサ・バルシム(カタール)と話し合いで試技を打ち切り、2人で金メダルを獲得。彼にまつわるロマンに溢れたエピソードがまた増えたようだ。

 パリ五輪の男子走り高跳びは8月10日に行われる。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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