八村はドイツとの強化試合でチーム最多19得点を挙げた(C)Getty Images  いよいよ開幕となったパリ五輪で、バスケットボール男子代表は7月27日、ドイツ代表との初戦に臨む。 昨年開催されたワールドカップ(W杯…

 

八村はドイツとの強化試合でチーム最多19得点を挙げた(C)Getty Images

 

 いよいよ開幕となったパリ五輪で、バスケットボール男子代表は7月27日、ドイツ代表との初戦に臨む。

 昨年開催されたワールドカップ(W杯)で3勝を挙げ、五輪自力出場を果たした日本への期待は大きいものの、ドイツはそのW杯を制しており、今回のパリでも金メダル候補の一つだ。今月19日に両チームは強化試合で対戦しており、104‐83でドイツが勝利、日本が力の差を見せつけられた結果となった。

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 日本とドイツによる五輪本番での試合を前にして、海外メディアの評価でも日本の不利を予想する声が少なくない。

 米スポーツベットサイト『COVERS』では日本の評価として、「今年のオリンピックで劣勢に立たされるチームだ。真のスター選手がいない」などと綴っている。チームで唯一のNBAプレーヤーである八村塁に対しては、「最も頼りになる選手」と評しており、「印象的な数字を残せるはずだ。レイカーズのプレーヤーはキャリア最高のシーズンを終えており、日本チームの中心となるだろう」と説明。

 しかし、「ドイツはFIBAランキングで3位、日本は26位」と指摘するとともに、「ハチムラが爆発したとしても、ドイツに対抗できるだけの数字を出すのは困難だろう」と見通している。

 また、米メディア『CLUTCHPOINTS』でも、「ドイツは今大会の圧倒的な優勝候補」と断じており、日本については「オリンピック全体でおそらく最も不利な立場にある」として、この一戦での日本の苦戦を予想する。

 だが、その一方で、注目選手として八村塁を挙げている他にも、富樫勇樹、比江島慎、ジョシュ・ホーキンソンの存在もフォーカスしながら、「日本はこの試合では劣勢だが、タレント揃いのサポートキャストとともに、チームをリードする実力を証明した本物のNBAプレーヤーを擁している」と個々の能力の高さを強調。その上で、「ハチムラがチームを引っ張り、フィールドゴールのチャンスをものにできれば、日本の勝利の可能性も出てくるだろう」と見込みを示している。

 五輪での“悲願の一勝”を目指す日本にとって、世界王者ドイツはやはり高い壁であることは間違いない。厳しい戦いが予想される中、いかにして勝機を見出していけるか。日本の大きな挑戦がもうすぐ始まろうとしている。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

 

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