青塗りの大胆な格好で登場したカトリーヌさん。(C)Getty Images 見どころ満載のセレモニーの中でも異彩を放つ演出だった。 現地時間7月26日、パリ五輪はセーヌ川沿いで開会式を実施。夏季五輪としては史上初めて競技場外で開催。…

青塗りの大胆な格好で登場したカトリーヌさん。(C)Getty Images

 見どころ満載のセレモニーの中でも異彩を放つ演出だった。

 現地時間7月26日、パリ五輪はセーヌ川沿いで開会式を実施。夏季五輪としては史上初めて競技場外で開催。“超異例”と言える船を使った入場行進などが話題を集める中で、異色の演出として脚光を集めたのは、フレンチ・ポップ界を代表するアーティスト、フィリップ・カトリーヌさんの登場だった。

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 多様性をテーマに様々なアーティストが舞台上で踊りを披露していく中で、銀色の大皿を模したステージが登場。そして皿の蓋が明けられると横たわったカトリーヌさんが姿を露わにしたのだが、なんと所々に金色のラメが施された全身を青塗りにした下着姿で登場したのである。

 フランス歌謡の異端児としても知られる彼は、ギリシア神話に登場する豊穣とブドウ酒と酩酊の神であるディオニューソスに扮した。だが、ほぼ全裸の衝撃的な格好は、娯楽の尽きなかった今回の開会式でも異色だった。

 フランス国内でも衝撃は広まっている。パリの地元紙『Le Parisien』は「ほぼ裸で登場したカトリーヌは、奇行とも言えるパフォーマンスを披露した。髪を振り乱した彼は、明らかに狂気のカーソルをさらに押し上げた」と回想。「開会式の歴史上で最もシンプルな格好だったと言える」とユニークな演出を伝えた。

 また、フランスのラジオ局『RMC Sport』が苦笑いを表現する顔文字付きでXを更新すると視聴者も「これがシークレットゲストなんて」「とても恥ずかしい」「フランスの本当の姿だ」「彼が採用されたのは驚き」「最悪中の最悪」「なんでもありか」といった声が相次いだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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