突如浮上した広島FW大橋祐紀のブラックバーン行きは決着へ…渡英し週末にメディカルチェックと現地報道

突如として浮上したサンフレッチェ広島のFW大橋祐紀(27)の海外移籍の噂だが、実現に向かっているようだ。

イギリス『ランカシャー・テレグラフ』は23日に大橋に対してチャンピオンシップ(イングランド2部)のブラックバーン・ローバーズが関心を寄せていると報じた。

今シーズン湘南ベルマーレから広島に加入した大橋は、これまで明治安田J1リーグで22試合に出場し11ゴールを記録。YBCルヴァンカップでも3試合で3ゴールを記録。湘南時代の2023シーズンも13ゴールを決めるなど、得点力が増している中、ヨーロッパから目を向けられている。

獲得の背景には、アイルランド代表MFサミー・シュモディクス(28)の移籍の噂がある。シュモディクスは、2023-24シーズンのチャンピオンシップで27ゴールを記録し得点王に輝き、今夏はイプスウィッチ・タウンやリーズ・ユナイテッドが関心を寄せているという。

シュモディクスの退団に備え、得点源を補強したいブラックバーンが目をつけたのが大橋。広島との交渉が始まっているとされていたが、どうやら大橋は渡英することが決まったという。

『ランカシャー・テレグラフ』によれば、ブラックバーンはすでに6桁の移籍金で広島と合意したとのこと。報じられていた100万ポンド(約2億円)よりはかなり少ない額になるという。一部では、海外移籍の場合はフリートランスファーになる契約があったとも言われている。

大橋は26日にも日本を出発するとのこと。メディカルチェックは週末に行われるが、移籍に向けては労働許可証を含めて複雑な書類と法的な手続きがあるため、公式発表は来週になる可能性が高いとのことだ。

かつてはプレミアリーグでもプレーし、アラン・シアラー氏など名選手も在籍したクラブ。しかし、2023-24シーズンはチャンピオンシップで19位に終わり、降格圏からわずか3ポイントと低迷。今シーズンも2部残留を目指す中で、大橋の獲得が鍵を握っているという。