先週の日曜は、ノリさん(横山典騎手)いわく「ジジイの日」だったそうです。ボクが札幌メーンのしらかばSをゾンニッヒで勝ち、ノリさんは中京記念をアルナシームで勝ち、小倉の最終レースは小牧太さんがモズアカボスで有終の美を飾りました。特に、小牧さ…

 先週の日曜は、ノリさん(横山典騎手)いわく「ジジイの日」だったそうです。ボクが札幌メーンのしらかばSをゾンニッヒで勝ち、ノリさんは中京記念をアルナシームで勝ち、小倉の最終レースは小牧太さんがモズアカボスで有終の美を飾りました。特に、小牧さんは古巣の兵庫県競馬への再移籍(8月1日付けの免許交付だそうです)が決まって、JRAの騎手としての事実上最後のレース。12番人気の低評価を覆しての激走はさぞかし気持ちよかったはずです。

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新しい道を開いた小牧太騎手

 聞けば、今年3月に開いた騎手クラブ主催の引退騎手の慰労会で、ボクが「小牧さんはまだ辞めちゃダメですよ」とささやいたことがキッカケだったそうで、地方競馬の騎手試験を受けて園田に戻って乗るというアイディアはまさに新しい道の開拓です。率直にカッコいいチャレンジだと思いますし、JRAの騎手にそういう生き方もあるのだと示してくれました。本当に素敵な56歳です。

 55歳のボクだって負けていられません。今週の札幌のメーン、クイーンSは51キロのボンドガールに騎乗します。この斤量で乗るのは18年以来6年ぶりで、重賞に限れば13年のCBC賞(ザラストロで7着)以来11年ぶりだと、誰かが教えてくれました。55歳が51キロに乗るのを面白がってくれるならそれでもいいですが、ほんの少し減量すれば有力馬に乗れるのですから騎手としては当然のことです。