阿部監督も若林に信頼を寄せている(C)Takamoto TOKUHARA/CoCoKARAnext  いよいよ明日7月26日から後半戦が再開する。 前半戦を首位で終えた巨人が現状上位4チームが3.5ゲーム差以内と混セの…

 

阿部監督も若林に信頼を寄せている(C)Takamoto TOKUHARA/CoCoKARAnext

 

 いよいよ明日7月26日から後半戦が再開する。

 前半戦を首位で終えた巨人が現状上位4チームが3.5ゲーム差以内と混セの中、勝負の後半戦をいかに戦っていくのか、注目が高まっている。そんな中、チームは25日、重信慎之介、岡田悠希、佐々木俊輔の3外野手の出場選手登録を抹消した。

【動画】若林は12日のDeNA戦で移籍後初のサヨナラ打を放った

 

 重信は開幕1軍でスタートし、ここまで31試合で打率「.077」、6盗塁、主に守備固めや代走でチームを支えた。

 今季がプロ3年目の岡田は今月16日に今季初昇格。同日の阪神戦ではスタメン出場し1安打2四球とアピールしたが、4試合の出場で打率「.143」だった。

 またドラフト3位ルーキーの佐々木は6月23日に再昇格を果たすも、昇格後は開幕時ほどの勢いを示せていなかった。

 今回の抹消は26日に先発予定の赤星優志や、新外国人内野手のココ・モンテスを登録するための措置と見られるが、外野手3人を一気に降格した背景には新加入の若林楽人が存在感を高めていることも影響を与えていそうだ。

 6月下旬に松原聖弥との交換トレードで西武から移籍。7月12日のDeNA戦(東京ドーム)で移籍後初となる劇的サヨナラ打を放つと、前半戦最終の21日の中日戦(東京ドーム)でも両軍無得点で迎えた5回に相手先発、松葉貴大から移籍後初ホームランとなる先制2ランをマークするなど3打点をあげ、勝利に貢献。高い守備力、俊足も知られており、3拍子そろった外野手として、アピールし続けている。

 現在の外野布陣は右翼を首位打者争いを行うなど好調な丸佳浩、中堅を助っ人のエリエ・ヘルナンデスが守り、攻撃的オーダーで左翼を岡本和真が先発することも増えている中、先発、守備固め、代走とすべてをこなせるオールラウンダーの若林が一人いることで、チームに安心感を与えている。

 4季ぶりのV奪回を達成するには、ここから投打が力を合わせて、総力戦で臨むことが大事となる。ジャイアンツファンからも支持を拡げている背番号59が後半戦も大暴れしていく。

 

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

 

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