<大相撲七月場所>◇十二日目◇25日◇愛知・ドルフィンズアリーナ  61キロの“超軽量級”力士が体重約2倍の相手のまわしに手をかけて4回転“ブンブン”振り回し、最後は妙技で白星。場内にどよめきと喝采が起こった。見事に勝利するも、あまりに激し…

<大相撲七月場所>◇十二日目◇25日◇愛知・ドルフィンズアリーナ

 61キロの“超軽量級”力士が体重約2倍の相手のまわしに手をかけて4回転“ブンブン”振り回し、最後は妙技で白星。場内にどよめきと喝采が起こった。見事に勝利するも、あまりに激しい回転で眩暈がしたのか…取組後に東西を間違えてしまう場面もあり、視聴者から「方向が分からなくなった」「目が回った?」とコメントが寄せられた。

【映像】61キロ力士、館内沸かすも「まさか」実際の取組

 序二段九十五枚目・宇瑠寅(式秀)が序ノ口三枚目・氏家(浅香山)を掛け投げで下した一番。宇瑠寅は身長165.3センチ・体重61.3キロの“超軽量級”で知られる力士だが、対する氏家は身長178センチ・体重111キロ。身長差12.7センチ、体重差49.7キロの体格差対決となった。

 立ち合い様子をうかがって当たった宇瑠寅は、相手の腕を取ると跳ね返されながらも果敢に食らいつき、右上手を取って激しい攻めを展開。素早く動き回り、まわしを掴んだまま4回転して撹乱すると、客席からどよめきと拍手喝采が沸き起こった。その後、宇瑠寅は腕を極められて投げられそうになるも、最後は足技を駆使した華麗な掛け投げで勝利した。勝った宇瑠寅は激しい回転で方向感覚を失ったのか、東と西を間違えてしまい、「あっ」と気づいて戻る一幕もあった。宇瑠寅は5勝目。敗れた氏家は2敗目を喫した。

 宇瑠寅が体重約2倍の相手に4回転の“妙技”で勝利すると、ABEMAの視聴者からは「お見事!」「運動神経良すぎる」「急上昇案件」「ウルトラ旋風脚」と称賛の声が続出。取組後に東西を間違えるほどの激しさに「目が回った?」「ぐるぐるバット」「方向がわからなくなった」と注目するファンも相次いだ。(ABEMA/大相撲チャンネル)