東海大相模が5年ぶり甲子園…横浜・椎木はサイクル安打 第106回全国高校野球選手権の神奈川大会は24日、横浜スタジアムで決勝戦が行われ、東海大相模が横浜を6-4で破り甲子園出場を決めた。東海大相模は2019年以来、5年ぶり12回目の夏の甲子…

東海大相模が5年ぶり甲子園…横浜・椎木はサイクル安打

 第106回全国高校野球選手権の神奈川大会は24日、横浜スタジアムで決勝戦が行われ、東海大相模が横浜を6-4で破り甲子園出場を決めた。東海大相模は2019年以来、5年ぶり12回目の夏の甲子園となる。原俊介監督は試合後のインタビューで「携わった全ての人に感謝を伝えたいです」と、目を赤めながらコメントした。

 東海大相模は初回に横浜の3番・椎木卿五捕手(3年)の適時二塁打で先制を許し、3回にも椎木に右翼スタンドへ豪快なソロを浴びて2点のリードを許した。しかし4回に反撃する。三浦誠登外野手(2年)の適時打で1点を返し、5回には4番・金本貫汰外野手(2年)が同点ソロを叩き込んだ。

 6回に2点のリードを許す展開となり、原監督は「途中本当に苦しい展開だったんですが……」と心境を吐露。それでも8回に連打でチャンスを作り、1死満塁から三浦がセンター前へ同点タイムリー、3番・中村龍之介内野手(2年)が左中間へ勝ち越し2点適時打を放って勝負を決めた。「最後まで集中力を切らさず、本当に頑張ってくれました」と選手を称えた。

 エースの藤田琉生投手(3年)や福田拓翔投手(2年)ら擁する投手陣は全国屈指とも評価されていた。「いい投手と言われ続け、本当にプッシャーに感じた部分が大きいと思います。その中でしっかりと投げ切ってくれたことが本当に……大きい緊張感を乗り越えて、しっかり投げてくれた。本当に頑張ってくれたと思います」と語った。

 原監督は就任3年目で初の甲子園への切符を掴んだ。「母校でもありますし、色んな人からの応援がありました。朝から教え子たちからメールをもらったり、今まで携わった全ての人に感謝の思いを伝えたいと思います。ありがとうございます!」と感情を露わに。最後は三塁側アルプスに脱帽しながら大きな声で感謝の思いを届けた。(Full-Count編集部)