既定路線とされる菊池の移籍。新天地はどこになるだろうか(C)Getty Images  トレード期限が近付く中、米国内メディアでは日本人左腕の名前が大きく取り上げられている。 ブルージェイズの専門サイト『FANSIDE…

 

既定路線とされる菊池の移籍。新天地はどこになるだろうか(C)Getty Images

 

 トレード期限が近付く中、米国内メディアでは日本人左腕の名前が大きく取り上げられている。

 ブルージェイズの専門サイト『FANSIDED JAYSJOURNAL』が現地時間7月23日、菊池雄星が近日中に他球団へトレード放出される見込みであると報じた。

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 今季、低迷が続いているブルージェイズは現在も地区最下位に沈んでおり、3年契約最終年を迎えている菊池のトレードの噂は開幕以降、絶えず囁かれていた。現地時間7月30日のトレード期限まで残りわずかとなり、球団専門サイトでは菊池の放出が現実味を帯びていると捉えているようだ。

 同メディアは、「ブルージェイズのフロントが契約満了になる選手を放出しようとしているという噂は絶えない。ここ2、3か月の間、荒れた時期があったにもかかわらず、3年目のキクチはまだチーム最高のトレード・チップの1つだ」として、現在の菊池の立場を評している。

 また、「ロジャース・センターでレンジャーズとの週末シリーズが始まる前にトレードされなければ、彼にはまだあと1回先発登板がある」と綴っており、次回の登板日程が現地時間7月26日であると伝えながら、「金曜日の夜が彼にとってブルージェイズのユニフォームを着ての、最後の登板となる可能性が高い」と指摘。

 さらに、ここ2か月間では打ち込まれる登板が多かったなどと振り返りながらも、「優勝を争うチームの先発ローテーションの中盤から後半の投手として価値を保つだろう」として、パフォーマンスは落ちていないと主張。現在も他球団から求められる存在であると説きながら、「33歳のキクチが7月30日以降もブルージェイズに所属しているとしたら、それは衝撃的だろう」と見解を示している。

 同メディアは、「キクチが期限までにどうなるにせよ、この3年間、浮き沈みの激しかったチームでの最後の登板は、誰にとっても感慨深いものになるだろう」と見通しており、その上で「金曜日にキクチが最高のピッチングをして、ブルージェイズファンが彼に感謝し、彼をヒーローとして送り出せるようなイニングが増えることを願っている」と背番号16への想いを綴っている。

 果たして、週末に行われるレンジャーズ戦での登板が実際に、ブルージェイズでの最後のピッチングとなるのか。今後の動向とともに、ホームスタジアムのマウンドに立つ菊池の姿には、大きな注目が集まることになるだろう。

 

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

 

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