WRC第8戦ラリーラトビア(グラベル)、WRC2部門はオリバー・ソルベルグ(シュコダ・ファビアRSラリー2)が今季2勝目をマーク。タイトル争いでも首位に浮上した。 WRC初開催となった高速グラベルイベントでは、22歳のソルベルグが7月18…

WRC第8戦ラリーラトビア(グラベル)、WRC2部門はオリバー・ソルベルグ(シュコダ・ファビアRSラリー2)が今季2勝目をマーク。タイトル争いでも首位に浮上した。

WRC初開催となった高速グラベルイベントでは、22歳のソルベルグが7月18日木曜日に首都のリガで行われたSS1を制すると、翌金曜日も設定された8SS中、7本を部門ベストで並べて30秒以上の大差を築く。ソルベルグは、残る2日間も首位の座を譲らずにミッコ・ヘイッキラ(トヨタGRヤリス・ラリー2)を抑え切り、最終的に37.4秒の大差をつけて母国スウェーデンに続くシーズン2度目の勝利を手にした。

「やっとまた勝てて、素晴らしい気分だよ」とソルベルグ。
「しばらく厳しいラリーが続いていたけど、速さが戻ってきて素晴らしいよ。マシンも週末を通していい動きをしてくれたので、チームに感謝している」





ソルベルグは、ラトビアを3位でフィニッシュしたサミ・パヤリ(トヨタGRヤリス・ラリー2)、今戦をスキップしたヨアン・ロッセルをかわして、選手権でも首位に立った。

一方、ここ2戦で連勝を飾ってきたパヤリは、今回はヘイッキラに7.4秒届かず3位と悔しい結果となった。今回はパフォーマンスに手応えを感じながらもタイムにつながらなかったとしているパヤリだが、母国フィンランドで迎える次戦は、トヨタGRヤリス・ラリー1ハイブリッドで自身初めてのラリー1車両での参戦が控えている。









パラグアイのファブリツィオ・ザルディバール(ファビアRSラリー2)は、今季ここまでのベストとなる4位でフィニッシュを果たしたが、ポディウム圏内からは2分近く離された。

WRCマスターズカップでは、アルミン・クレマーが2連勝し、タイトル争いでは37ポイント差をつけている。WRC3部門では、SS1でケレム・カザスがサスペンショントラブルでリタイア。エストニアのジョーセフ・ノゲネがトップフィニッシュを飾った。









WRCラトビア WRC2部門最終結果
1 O.ソルベルグ(シュコダ・ファビアRSラリー2) 2:40:25.5
2 M.ヘイッキラ(トヨタGRヤリス・ラリー2) +37.4
3 S.パヤリ(トヨタGRヤリス・ラリー2) +44.8
4 F.ザルディバール(シュコダ・ファビアRSラリー2) +3:01.8
5 W.クレイトン(フォード・フィエスタ・ラリー2) +4:27.7
6 R.ダプラ(シュコダ・ファビア・ラリー2 Evo) +4:45.3
7 G.ジーツ(トヨタGRヤリス・ラリー2) +9:22.4
8 J.マクリーン(シュコダ・ファビアRSラリー2) +11:34.9