スーパーバンタム級4団体統一を成し遂げている井上。その天井知らずのポテンシャルは評価され続けている。(C)Lemino/SECOND CARRER 世界の大舞台で異彩を放つ“怪物”への評価は揺るぎない。 世界的なネットワークを誇る米…

スーパーバンタム級4団体統一を成し遂げている井上。その天井知らずのポテンシャルは評価され続けている。(C)Lemino/SECOND CARRER

 世界の大舞台で異彩を放つ“怪物”への評価は揺るぎない。

 世界的なネットワークを誇る米スポーツ専門局『ESPN』が2000年以降のトップアスリートランキングTOP100を公表。ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)は、2050年に向けて新たなランクインが予想されるスターとしてクローズアップされた。

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 テニスのカルロス・アルカラス(スペイン)、バスケットボールのルカ・ドンチッチ(スロベニア)、サッカーのラミン・ヤマル(スペイン)ら各界のヤングスターたちが居並ぶ中で「史上最高のボクサーになる」として名を連ねたのが井上だ。

 文字通り敵なしの強さを誇る偉才ぶりが声価を高めた。

 プロキャリア27戦無敗(24KO)を誇り、すでに4階級を制してきた井上。米老舗専門誌『The Ring』のパウンド・フォー・パウンドでも1位に選出されるなど、ボクシング界においては知らぬ人はいないスターだ。

 そんなモンスターを「31歳にしてすでに史上最高の選手であり、軽量階級では史上最高のボクサーの一人だ」と褒めちぎる『ESPN』は「日本の大スターとなっているイノウエは階級を上げるたびに、少しずつパンチ力も増している」と日進月歩で続けてきた成長を評価。「彼は今のまま止まることはないだろう」とさらなる快進撃に期待を寄せた。

 来る9月3日には有明アリーナ(東京)で、元IBF同級王者テレンス・ジョン・ドヘニー(アイルランド)との防衛戦に挑む井上。そのパフォーマンスには世界中から熱視線が注がれる。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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