現地時間の7月22日、パリ五輪のサッカー男子日本代表はフランス・ボルドー市内で練習を行った。同地で3日目のメニューは冒頭のみ報道陣に公開された。 1次リーグD組初戦のパラグアイ戦まで準備期間が残り2日となったこの日、大岩ジャパンは公開部分…

 現地時間の7月22日、パリ五輪のサッカー男子日本代表はフランス・ボルドー市内で練習を行った。同地で3日目のメニューは冒頭のみ報道陣に公開された。

 1次リーグD組初戦のパラグアイ戦まで準備期間が残り2日となったこの日、大岩ジャパンは公開部分を制限してトレーニングに挑んだ。ボルドー市内での初日、2日目はすべて公開したものの、3日目となったこの日に報道陣が見ることができたのは最初の15分間のみ。対戦相手を意識して戦術的な動きはシャットアウトした。

 グループステージは3試合の結果で決まる。その初戦は、キャプテン・藤田譲瑠チマも「大事な一戦」と意気込むもの。初戦の結果が予選突破を大きく左右するだけに、入念な落とし込みと確認が行われたとみられる。

 この日、ついにバックアップメンバー4人全員がそろった。18人のメンバーに加え、4人のバックアップメンバーも含め試合ごとに入れ替えが可能になったための合流で、すでにチームに加わっていた山田楓喜東京ヴェルディ)に加えてDF鈴木海音(ジュビロ磐田)、GK佐々木雅士(柏レイソル)、MF植中朝日(横浜F・マリノス)の姿も。それぞれ軽快な動きを見せた。

■スタジアムを視察

 この練習を前に、U23サッカー日本代表は初戦と第2戦目の開催地であるスタッド・ドゥ・ボルドーを視察。芝の感触を確かめるなど、いよいよ始まる大舞台へのイメージを高めた。なお、第3戦目の開催地はナント。中2日の試合で移動が必要となるだけに、ボルドーでの結果が大きなウエイトを占める。

 初戦のパラグアイ戦が行われるのは現地時間の24日で、19時のキックオフ(日本時間25日午前2時)となる。22人の力でまずは勝利をつかみ取り、メダルへの道を突き進む。

(取材・文/中地拓也)

いま一番読まれている記事を読む