現地時間の7月22日、パリ五輪のサッカー男子日本代表はフランス・ボルドー市内で練習を行った。同地3日目の練習で、バックアップメンバー4人も揃った。  もともと18人で挑む予定だった今大会だが、ルールの一部が変更された。代表18人に、バック…

 現地時間の7月22日、パリ五輪のサッカー男子日本代表はフランス・ボルドー市内で練習を行った。同地3日目の練習で、バックアップメンバー4人も揃った。

 もともと18人で挑む予定だった今大会だが、ルールの一部が変更された。代表18人に、バックアップメンバー4人を加えた合計22人の中から、試合ごとに18人を選ぶことができる運用となった。つまり実質22人での戦いとなったため、バックアップメンバーの4人は一部メンバーを変更しながらも合流することに。そしてこの日、初めて22人全員が揃った。

 山田楓喜東京ヴェルディ)はすでに合流しており、22日にはミニゲームもこなすなどしていたが、22日、DF鈴木海音(ジュビロ磐田)、GK佐々木雅士(柏レイソル)、MF植中朝日(横浜F・マリノス)も練習に参加した。

 小久保玲央ブライアン、野澤大志ブランドンの2人と合流して3人目のGKとして汗を流した佐々木は、「いよいよ始まるので楽しみ」と話し、「初めて会うメンバーはいない」とすでにチームの雰囲気に溶け込めていることを明かした。

■「なかったチャンスなので、チームのためにという意識が強い」

 もともとはバックアップメンバーにも選出されていなかったが、佐野航大に代わって急遽、メンバー入りすることとなった植中朝日は、ハリー・キューウェル監督を見送った日に、メンバー入りを知ったという。

 そして、「自分も結果を残したいですけど、なかったチャンスなので、チームのためにという意識が強い」と日の丸の躍進に貢献することを誓い、「自分はゴール前で違いを出せるのが特徴だと思うし、そこを出したい」を意気込んだ。

 大岩ジャパンは現地時間24日に初戦・パラグアイに挑む。

(取材・文/中地拓也)

いま一番読まれている記事を読む