7月17日にみずほPayPayドーム福岡で行われた福岡ソフトバンクホークス対千葉ロッテマリーンズの一戦で、ソフトバンク・周東佑京の“まさかの三塁進塁”を許してしまったロッテのキャッチャー・佐藤都志也に、ロッテの元正捕手・里崎智也氏が言及した…

7月17日にみずほPayPayドーム福岡で行われた福岡ソフトバンクホークス対千葉ロッテマリーンズの一戦で、ソフトバンク・周東佑京の“まさかの三塁進塁”を許してしまったロッテのキャッチャー・佐藤都志也に、ロッテの元正捕手・里崎智也氏が言及した。

【映像】振り逃げで三塁進塁の“衝撃シーン”

3-2、ロッテが1点リードで迎えた5回裏・ソフトバンクの攻撃、1死二塁の場面で打席に立った2番・今宮健太はカウント2-2からの7球目を振りにいって空振り三振に。しかしその際、投球がワンバウンドとなったことから、振り逃げで一塁に向って走り出すと、それを見た佐藤は二塁走者の周東を警戒して一瞥しつつも捕球後に一塁へと送球。しかしここで周東がまさかのスタートを切り、三塁へ。ファーストに送球された後では間に合うはずもなく、周東は悠々と三塁を陥れることとなった。

こうしたロッテ守備陣の“隙を突いた周東”と、逆に“隙を突かれた形となったロッテの守備陣”によるこのプレーについて里崎氏は、7月19日放送の『バズ!パ・リーグ』(ABEMA)に出演した際に「なかなか見たことないですね、この振り逃げでの三塁進塁は。ワイルドピッチとかはありますけどね。この状況で三塁進塁は、僕はされたこと一回もないです」と、“前代未聞のプレー”であるとした上で、佐藤がセオリー通り、二塁走者の周東に視線を向け、動きを封じるフローは踏んでいるものの、結果としては、その直後に周東がスタートを切ったと解説。それを踏まえる形で里崎氏は「油断してるんじゃねえよ!と1パーセントぐらいは思いますけど、いざとなったら僕も同じようになってる可能性もある。(三塁進塁)すると思ってないので。今後、脚が速いランナーがセカンドにいた場合は、目で牽制しながら、もっとクイックで(一塁に)投げるというのも必要になってくる。(今後もこの手のケースは)あり得るし、他のチームも真似してくる可能性があるので、キャッチャーとしては対策がいる」と、こうした走塁への対策の必要性について語ることとなった。

また、ネット上の野球ファンからは「あんな三塁進塁の仕方、今まで見たことない」「三振進塁とか初めて見た」「三塁への進塁、捕手の佐藤都志也もちゃんと確認してるのに目線切った瞬間に走る度胸と判断が素晴らしすぎる」「周東の走塁はもちろんだけど三振してボールこぼしてることに気づいてしっかり一塁に向かって走った今宮、打ったあとのバットをちゃんと一塁側に投げた吉田も偉いんだよな。子どもたちのお手本になるようなプレーが詰まってる」といった様々な反響が寄せられている。

(ABEMA『バズ!パ・リーグ』)