「パリ2024オリンピック」の卓球競技が7月27日から8月10日にかけて行われる。開幕までカウントダウンを迎えているなか、日本勢のメダル獲得には期待が高まる。そんななか、今大会日本女子の前に立ちはだかるのが世界ランキング1位に君臨する孫穎莎…

「パリ2024オリンピック」の卓球競技が7月27日から8月10日にかけて行われる。開幕までカウントダウンを迎えているなか、日本勢のメダル獲得には期待が高まる。

そんななか、今大会日本女子の前に立ちはだかるのが世界ランキング1位に君臨する孫穎莎(中国)である。

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■早田や平野と同じ2000年生まれ

孫穎莎は2000年生まれで日本では“黄金世代”にあたる早田ひな(日本生命)や平野美宇(木下グループ)と同学年。五輪では前回の東京大会に初出場し、団体では金、シングルスでは銀メダルに輝いた。

前回の五輪時は陳夢(中国)にシングルスで敗れたが、パリ五輪までの数年間で孫穎莎が逆転し世界ランク首位をキープ。162センチと小柄ながら両ハンドドライブのパワーを備え、ここ一番での集中力、メンタル面はほかの中国選手のなかでも一つ上を行く。

孫穎莎は今大会女子シングルス、王楚欽(中国)との混合ダブルス、女子団体に出場予定で三冠の可能性がある。なかでも前回決勝で敗れているシングルスでは悲願の金メダル獲得を目指し、ほかの2種目でも日本勢の前に立ちはだかる。

日本勢では平野が昨年の「WTTコンテンダーザグレブ」決勝で、緩急を使った攻めと前後への揺さぶりが光り、フルゲーム勝利で優勝を成し遂げた。しかし、エースの早田は孫穎莎と15試合を戦い白星を挙げられておらず、急成長をみせ団体戦メンバーに名を連ねた張本美和(木下グループ)も勝ちきるには至っていない。

日本勢の前に立ちはだかる最大の壁である孫穎莎。三冠を狙う“絶対女王”が金メダル候補に君臨するなか、日本女子チームは本大会でどのような戦いを見せられるか。

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