男子テニスのEFG スイス・ オープン・グシュタード(スイス/グシュタード、レッドクレー、ATP250)は21日にシングルス決勝が行われ、第6シードのM・ベレッティーニ(イタリア)が予選勝者で世界ランク192位のQ・アリス(フランス)に6…

男子テニスのEFG スイス・ オープン・グシュタード(スイス/グシュタード、レッドクレー、ATP250)は21日にシングルス決勝が行われ、第6シードのM・ベレッティーニ(イタリア)が予選勝者で世界ランク192位のQ・アリス(フランス)に6-3, 6-1のストレートで完勝し、6年ぶり2度目の優勝を飾るとともに、今季ツアー2勝目を挙げた。
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28歳で元世界ランク6位のベレッティーニが同大会に出場するのは2年ぶり3度目。初出場となった2018年には優勝、2022年には準優勝を飾っている。
ベレッティーニは度重なる負傷に悩まされていたが、今年3月に約7ヵ月ぶりに復帰。復帰後はチャレンジャー大会で準優勝1度、ツアー大会で1度の優勝と1度の準優勝を記録した。
今大会は1回戦で世界ランク110位のP・カチーン(アルゼンチン)、2回戦で同142位D・ガラン(コロンビア)、準々決勝で第3シードのF・オジェ アリアシム(カナダ)、準決勝で第1シードのS・チチパス(ギリシャ)を下し決勝に駒を進めた。
迎えたこの日の決勝戦、ベレッティーニは予選から勝ち上がってきたアリスに対し、ファーストサービス時に90パーセント確率でポイントを獲得。1度もブレークを許すことなくキープを続けると、リターンゲームでは4度のブレークに成功。試合を通じて22本のウィナーを記録したベレッティーニはわずか59分で、同大会6年ぶり2度目、ツアー大会ではキャリア9度目の優勝を決めた。
今季復帰したベレッティーニはこれが復帰後早くもツアー2勝目。世界ランキングは復帰した今年3月には154位まで落ち込んでいたが、22日更新の世界ランキングで50位となり、トップ50復帰を果たした。
男子プロテニス協会のATPは公式サイトにベレッティーニのコメントを掲載している。
「信じられない気持ちだよ。6年前にここで最初のタイトルを獲得したのが昨日のことのように感じるが、たくさんの試合があり、たくさんのことがあった。プレーを続け、楽しむことができて本当にうれしい。今週は6年前のエネルギーを取り戻したと思う。ここは僕にとって特別な場所。本当に幸せだ」
一方、敗れたアリスは今大会予選から快進撃をみせたが準優勝となり、初のタイトル獲得とはならなかった。

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