大谷の驚異的な一発に反響が止まらない。(C)Getty Images 球場がどよめく一打は、百戦錬磨の同僚も愕然とさせた。 現地時間7月21日に本拠地で行なわれたレッドソックス戦で、大谷翔平(ドジャース)は「1番・指名打者」で先発出…

大谷の驚異的な一発に反響が止まらない。(C)Getty Images

 球場がどよめく一打は、百戦錬磨の同僚も愕然とさせた。

 現地時間7月21日に本拠地で行なわれたレッドソックス戦で、大谷翔平(ドジャース)は「1番・指名打者」で先発出場。5回表に迎えた第3打席に右中間への特大の一発を放った。

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 打った瞬間に本人も確信する一発だった。ドジャースが5-2とリードして迎えた5回、相手左腕カッター・クロフォードと対峙した大谷は、カウント2-1から真ん中に甘く入った85.9マイル(約138.2キロ)のカッターを強振。116.7マイル(約188.7キロ)で右中間方向へ飛んだ打球は、あっという間に右中間席最上段まで飛んだ。

 飛距離473フィート(約144.2メートル)の豪快弾となった。ちなみにドジャー・スタジアムにおいてこの飛距離は史上2番目に長いものとなった。

 そんな大谷の驚異的なパワーを物語る一打に「言葉がでないというか、あんなの見たことないね。本当にアメージングだ」と息をのんだのは、ドジャース一筋16年のベテラン左腕クレイトン・カーショウだ。

 この大谷の打席で米スポーツ専門局『ESPN』で中継インタビューに応じていたカーショウは、「君たちが言うように右打者ならあれぐらいの場所に打つことはあり得るけど、左打者であそこまで飛ばしたのは初めて見た」と驚嘆。打った瞬間に「ウワォ……」と言葉を失った打席を振り返っている。

「すぐに分かる。ショウヘイの強力な打球は今までも見てきたけれど、あそこまで飛んだのは初めてだ。いや、本当にすごいよ。冗談抜きで左打者があんなに飛ばすのは初めて見たよ。インクレディブルだね」

 数多の強打者と対峙し、MLB通算210勝を挙げてきたカーショウに「初めて見た」と言わしめた大谷。彼の驚異的な一発に対する衝撃は広まる一方だ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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