男子テニスのノルデア・オープン(スウェーデン/バスタッド、レッドクレー、ATP250)は21日にシングルス決勝が行われ、第7シードのN・ボルジェス(ポルトガル)がワイルドカード(主催者推薦)で出場した元世界ランク1位のR・ナダル(スペイン…
男子テニスのノルデア・オープン(スウェーデン/バスタッド、レッドクレー、ATP250)は21日にシングルス決勝が行われ、第7シードのN・ボルジェス(ポルトガル)がワイルドカード(主催者推薦)で出場した元世界ランク1位のR・ナダル(スペイン)を6-3, 6-2のストレートで下し、ツアー初優勝を飾った。
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27歳で世界ランク51位のボルジェスは今大会、1回戦で世界ランク153位のA・ペレグリーノ(イタリア)、2回戦で同182位のH・ロシャ(ポルトガル)、準々決勝で同223位のT・スカトフ(カザフスタン)、準決勝で同121位のT・ティランテ(アルゼンチン)を下しツアー大会初の決勝進出を果たした。
「赤土の王者」とも呼ばれるナダルとの顔合わせとなった決勝戦、ボルジェスはナダルのセカンドサービス時に72パーセントの確率でポイントを獲得。リターンから主導権を握り5度のブレークに成功すると、サービスゲームではナダルのブレークを2度に抑え、1時間27分で初優勝を決めた。
ポルトガルの選手がツアー大会で優勝するのはJ・ソウサ(ポルトガル)に続き、史上2人目の快挙となった。
男子プロテニス協会のATPは公式サイトにボルジェスのコメントを掲載している。
「何と言っていいか分からない。もうしばらくこの瞬間に浸りたい。テニスは期待通りにいかないことがあるから不思議なんだ。みんながラファ(ナダル)の勝利を望んでいたのは分かっているし、僕もそうだったけど、今日はもっと大きな何かが僕の中に押し寄せてきた。あらゆる感情、浮き沈みを乗り越えた」
「最高のテニスをしたわけではなく、大事な瞬間にうまく対応できただけだった。これ以上のプレーはできなかった。全体的にとても満足している。本当に何と言っていいか分からない。とても感動している」
一方、敗れたナダルはツアー93度目のタイトル獲得とはならなかった。
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