名牝シーザリオの姪となる豪州産馬のマノア(牝3、栗東・上村洋行厩舎)が、土曜小倉2Rの3歳未勝利(芝1800m)で待望のデビューを果たす。  マノアは父The Autumn Sun、母Kirovskaya、母の父フレンチデピュティの血統…

 名牝シーザリオの姪となる豪州産馬のマノア(牝3、栗東・上村洋行厩舎)が、土曜小倉2Rの3歳未勝利(芝1800m)で待望のデビューを果たす。

 マノアは父The Autumn Sun、母Kirovskaya、母の父フレンチデピュティの血統。父は現役時代に9戦8勝。豪でG1を5勝した名馬で、産駒は日本で初出走となる。一方の母は未出走だが、その半姉のシーザリオは05年のオークスとアメリカンオークスの覇者。したがって本馬はエピファネイアやサートゥルナーリア、リオンディーズのいとことなる。昨年のイングリス社・イースターセールで30万豪ドルの値がついた。

 ここまで坂路とCWを併用して乗り込まれ、水準レベルの時計はマークしている。内国産馬に比べて半年ほど遅生まれであること、何より既走馬相手のデビューとなることは大きなハンデだが、血統のポテンシャルでどこまで対抗できるか。いずれにしても要注目のデビュー戦となる。