JRAは19日、第72回中京記念(GIII、芝1800m)の枠順を発表した。 トップハンデの59キロを背負うエルトンバローズは5枠7番、重賞初勝利を狙う若手・田口騎手が騎乗するニホンピロキーフは8枠13番、3連勝で重賞タイトルを目指すセオは…

JRAは19日、第72回中京記念(GIII、芝1800m)の枠順を発表した。

トップハンデの59キロを背負うエルトンバローズは5枠7番、重賞初勝利を狙う若手・田口騎手が騎乗するニホンピロキーフは8枠13番、3連勝で重賞タイトルを目指すセオは7枠12番から発走する。

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■小倉開催の過去2回は外枠台頭

例年、中京芝1600mで行われる本レースだが、今年は阪神リフレッシュ工事により小倉芝1800mで開催。小倉での開催は2年ぶりとなる。ここでは2014年以降、今回と同じAコース使用の芝1800m、OPクラス以上を対象した8レースのデータ、または今開催の芝1800m戦のデータを参考にする。対象8レースには2021年、22年の中京記念が含まれる。

対象8レースのうち、1~4枠が【4.3.2.37】勝率8.7%、複勝率19.6%、5~8枠が【3.5.4.44】勝率5.4%、複勝率21.4%。勝率では内枠優勢だが、複勝率では大きな差はない。

1~4枠のうち、上がり3F3位以内の脚を使えた馬は【3.2.0.3】、5~8枠のそれは【2.4.1.9】と、内外いずれも勝ち負けするには、うまく脚を溜める競馬ができるかはカギとなりそうだ。外めの枠だとどうしてもロスが響いたり、仕掛け遅れが発生するため安定感という意味では欠けてしまうが、小倉開催の中京記念は好走馬6頭中4頭が6~8枠から上がり5位以内をマークしていた馬だった。

今開催の芝1800m戦、12レースにおいても、5~8枠が【7.8.3.61】と連対数は半分以上を占めている。末脚の持続力があれば、外枠だからと言って安易に評価を下げるのは危険かもしれない。好位から運べるうえ、末脚に安定感があるニホンピロキーフの評価はむしろ上げたい。

軽視できないのは1枠で【1.1.2.7】複勝率36.7%、複勝回収値244を記録する。今開催の芝1800m戦でも1枠は【1.2.5.7】複勝率53.3%、複勝回収値538と抜けた成績。開催は進んでいるが、先週も【1.0.2.2】単複回収値100超えをマークしている。テーオーシリウスは近走振るっていないが、昨夏、小倉記念2着の実績がある。決め打ちも目立つ鞍上・西塚ジョッキーも不気味な存在だ。押さえておいて損はないだろう。

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