47位 DEジェデイビオン・クラウニー

(テキサンズ)

2014年のドラフト全体1位、ジェデイビオン・クラウニーは、看板選手、J.J.・ワットが負傷欠場したピンチに成長を見せた。ドラフト時には身体能力が高く、ワットといいコンビを組むことを期待されていた。しかし、最初の2年間は負傷が多く、思ったように出場ができなかった。2016年シーズンは870プレーに出場、2015年シーズンに比べると300プレー以上出場機会を増やした。しかし、瞬く間にOLを崩壊させ、バックフィールドに到達すると相手選手を決して逃がさなかったクラウニーは、シーズン後半に調子を上げ、プレーオフでは4.5プレーに1回QBにプレーッシャーを与えた

特に14週、同地区ライバルのコルツとの一戦では1サック、プレッシャーによるインターセプト誘発、自陣ゴールライン前でのフォースファンブルで勝利に貢献した。2017年は負傷から復帰するワットともにさらに進化したテキサンズディフェンスを見せてくれるはずだ。

48位 WRタイリーク・ヒル

(チーフス)

NFLには韋駄天レシーバーは数多くいるが、その中でもタイリーク・ヒルはトップクラスの存在だ。トップスピードはNFL最速の時速37キロ。陸上選手のウサイン・ボルトのトップスピードは時速43キロほどだが、ヒルは全身に防具をつけた上での記録。足の速さだけでも十分世界レベルといえる。加えて、ディフェンスの選手を振り切るためのバランス感覚や横の動きも得意としているため、ボールを一度持つと止めるのが非常に困難であり、ボールを触った際は平均で13ヤードも獲得していた。

2016年シーズンはルーキーながらチーフスのWRの中で最も活躍し、QBアレックス・スミスを支えていた。レシーバーに加え、RBやリターナーとしてボールを持つ場面もあり、いずれも結果を出している。今後どのようにチーフスのエースレシーバーとして育っていくか、楽しみだ。

 

49位 QBアンドリュー・ラック

(コルツ)

アンドリュー・ラックはNFLでも最もタフなQBと言っていいだろう。2016年シーズンは2番目に多い41サックを受けながらも15試合に出場し、パサーとして好成績を残した。試合中にプレッシャーを受け、相手選手に体をどんなに掴まれていてもパスを正確に決める強さを持っている。5年目にしてすでに計14回の第4Qでの逆転勝利を収める勝負強さ、メンタルの強さも持っている。

昨年はキャリア最高の個人記録を残したシーズンだった。パス成功率65.3は他のどのシーズンと比べても2パーセント以上高く、パス1回あたりの平均獲得ヤードも7.8ヤードでキャリア最高だった。以前と違い、自分からミスをする回数が劇的に減ったことが好成績を残した一因となった。チームのラン攻撃スと守備全体が低迷しプレーオフ出場を逃したが、それらのチーム事情が変わればすぐに大舞台で活躍できるはずだ。

50位 RBジェイ・アジャイ

(ドルフィンズ)

第6週に突如として現われ、ラン25回204ヤードを獲得、一躍スターダムにのし上がった。翌7週からは先発に定着しそれまで2勝4敗と低迷していたドルフィンズをワイルドカードプレーオフまで導いた。アジャイの強みはとにかく倒れない選手こと。ランの回数は全体で15位の260回と多くはなが、ミスタックルを58回誘発し2位に11回の差をつけてトップに立っている。総獲得ヤード1272ヤードのうち900ヤードをコンタクトの後に稼ぐ重機関車のような走りを見せた。

6週、7週と連続で200ヤード以上走ったがこれはNFL史上4人目の快挙で他の3人はO.J.シンプソン、アール・キャンベル、リッキー・ウィリアムスといずれもレジェンド級の選手であり、並大抵のRBには不可能な記録だ。総獲得ヤードの半分近くを200ヤード以上獲得した3試合で稼ぎ、他の試合では2桁ヤード獲得に留まる起伏の激しさはあったものの、確かな素質をもっている。アジャイがこれまで稼いだヤードはほぼ個人技のものだが、ブロックをうまく使うことを覚えるれば安定感がでてくるだろう。

 

NFL the TOP 50 playersの1位〜10位はハドルマガジン8月号Vol.31に掲載しています。ご購読はこちら