2024年シーズンWRC第8戦ラリーラトビア(グラベル)は、7月18日(木)にオープニングのSS1が行われ、トヨタのカッレ・ロバンペラが7分28秒5のベストタイムをマークし、首位に立った。2.4秒差の2番手にはティエリー・ヌービル(ヒョンデ…

2024年シーズンWRC第8戦ラリーラトビア(グラベル)は、7月18日(木)にオープニングのSS1が行われ、トヨタのカッレ・ロバンペラが7分28秒5のベストタイムをマークし、首位に立った。2.4秒差の2番手にはティエリー・ヌービル(ヒョンデ)とセバスチャン・オジエ(トヨタ)が並んだ。トヨタから参戦する勝田貴元は、5.6秒差の6番手につけている。



クルーは18日午前中にラリーの拠点となるリエパヤ近郊でシェイクダウンを行い、首都のリガへと移動。市内中心のシティカウンシルで18時15分から華やかなセレモニアルスタートを実施した。その後、12kmほど離れたラリークロスサーキットにおいて、11.13kmの「SS1 Bkernieki Track」を走行した。

世界ラリークロス選手権も開催されているリガのラリークロスコースには、初開催のWRCを見ようと多くの観客が集結。初日のスーパーSSとしては比較的長い11.13kmのステージには、舗装セクションも含まれている。

一番時計を刻んだロバンペラは「問題なく走れたと思う。ターマックも含む今回のようなステージでは、どのタイヤを選ぶべきか、正解するのは簡単じゃない。自分が信じたひとつを選んで、それがうまくいくことを祈ったよ。ここラトビアは自分のキャリア初期を過ごした場所だし、戻ってこられてうれしいね」と、笑顔を見せた。

ロバンペラから2.1秒差の2番手タイムは、ポイントリーダーのヌービルと、ケガからの復帰戦となったオジエ。今回も金曜日から先頭スタートとなるヌービルは「これだけの大観衆の前でスタートできるのは最高だね。今日はソフトタイヤがしっかり機能してくれることが分かった。明日からもフィーリングがいいことを願っているよ」と、慎重にコメントしている。



4番手は待望の地元イベントをラリー1で走行する、Mスポーツ・フォードのマルティン・セスクス。以下、5番手にエルフィン・エバンス(トヨタ)、6番手に勝田貴元(トヨタ)、7番手にオイット・タナック(ヒョンデ)、8番手にアドリアン・フルモー(Mスポーツ・フォード)というオーダーで初日を終えた。

競技2日目はSS2〜SS8の7SS、SS走行距離は120.92km。オープニングのSS2は、日本時間7月19日の16時00分にスタートする。



WRCラトビア SS1後暫定結果
1. K.ロバンペラ(トヨタGRヤリス・ラリー1) 7:28.5
2. T.ヌービル(ヒョンデi20Nラリー1) +2.4
3. S.オジエ(トヨタGRヤリス・ラリー1) +2.4
4. M.セスクス(フォード・プーマ・ハイブリッド・ラリー1) +2.9
5. E.エバンス(トヨタGRヤリス・ラリー1) +3.9
6. 勝田貴元(トヨタGRヤリス・ラリー1) +5.6
7. O.タナック(ヒョンデi20Nラリー1) +5.9
8. A.フルモー(フォード・プーマ・ハイブリッド・ラリー1) +8.4
9. E.ラッピ(ヒョンデi20Nラリー1) +10.6
10. G.ミュンステール(フォード・プーマ・ハイブリッド・ラリー1) +11.0